HDショベル 熊本#1

 

先ずは夏期休暇のお知らせ。
誠に勝手ながら、8/10(金)~8/15(水)は休業とさせて戴きます。
ご不便をおかけしますが何卒ご了承の程、宜しくお願い申し上げます。

 

土日は特殊作業をメインに進めました。
ショベルのクランクケースで修理不可とされています メインベアリングレース鋳込み部のガタ。

 

 

 

 

削り飛ばした鋳込み部の薄皮部分。

 

 

 

 

ケース側アルミと接する外側は、画像のタイプとアルミとサンドイッチになるタイプの2パターン存在します。
今までの傾向からみてガタが出やすいのは画像のパターンのクランクケースが多いです。

 

 

 

 

2年前くらいかな。できるかどうか分からない手探りの状態から始まって。
色々試行錯誤して今があるなと。

 

 

 

 

あれだけ苦労した加工も数こなしていくと何て事なかったりしますね。

 

 

 

 

今回依頼してくれたのは以前同じ加工させて頂いたリピートの業者さん。
よしわるしの判断するに申し分ないコト。

 

 

 

 

いやはや作ってしまうとはね。
つくづく加工バカだと思ふ。

 

 

 

 

世間に認知されるまでまだまだ時間かかるこれからの修理。
今はここ日本で自分含め二人しか施工できません。ディープな加工でつ。

 

 

HDショベル 和歌山 #2

 

前回の続き。

 

JIMS製3ホールタイプのクランクピン。
同じ品番の新品ですがキー溝の長さが違う。
そんなことも有るかと予備を常に在庫してます。

 

 

前回チラッと見えたクランクも完成。
コンロッドビッグエンドラッピングベアリング合わせ。フライホイールワッシャー入れ替えスラスト調整。
スモールエンドブッシュは今回使用するピンとドンピシャのクリアランスでしたのでそのまま。
スプロケ側0.02mm ピニオン側 0mm。 スプロケ側を0に追い込んでいくとピニオン側が振れ出しイタチごっこ。

 

 

さぁて、リクエストのクラック修理いきます。

 

 

アルゴン盛り。外巻き。

 

 

からの内巻き。

 

 

汎用機でもいいんですけど、いかんせん手間なのでマシニングで。ペロペロ〜。
製造時の加工工程を予想して基準位置、面を決めています。

 

 

ショベルはそこら中計測したデーターも有るし。悩む必要がない。

 

 

そのくらい場数踏んでます。

 

 

美しい。機械加工で仕上げるとやっぱ違う。
て仕上げは苦手。不器用で申し訳御座いません。

溶接作業依頼4月分は埋まりましたので作業依頼は受けられません悪しからず。

 

現在従業員募集しています。詳細はお問い合わせ下さい。

 

HDショベル 北海道

 

前々回の続き。
ブリーザーホールのボーリング。
ハーレーならではの独特な構造上、クランクケースに落ちた異物はオイルと一緒に全てココに集まってきます。

 

 

 

 

ココまで深い傷だとオーバーサイズのブリーザーギアでも取りきれないです(汗)
まあ、そこまでうるさいような所ではないような気もしますが。どうなんでしょ?

 

 

 

 

支給されたカムベアリングを打ち替えてケースは完了です。
おいおい、傷が残ったままかよ?と思った方は、対策スリーブ入れてスタンダードにも戻せますので。御安心を。

 

 

 

 

シリンダーは010オーバーでボーリング。
画像を残す用にトルクプレート掛けた状態で置いていましたが、撮る前にバイト君がサクサクバラしちゃいました。(悲)

 

 

 

 

北海道の大地を元気に走り回るのは当分先ですかね。

 

 

HDショベル1200

預かりショベル。
カムカバーブッシュ、ピニオンブッシュ入れ替え作業。
カバーを温めてブッシュを抜き取り 計測。

 

 

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そして製作。
内径は両ブッシュ共仕上げ寸法より小さめに。ラインで通す加工がこの後ある為。

 

 

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変わらないからそんな事しても無駄。
変わらないのでは無く変えるんです!
オイル溝加工。

 

 

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カバーを再び温めて圧入。
この後ノックピン打ち込みラインリーマーで仕上げます。

明日に続く。

 

 

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HDショベル1200

預かりショベルのタイミングホール修理。
パッと見は普通ですけど?

 

 

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ネジ穴が斜めに加工されていてそれに合わせて座面も削ってあり、手間をかけるところが明らかにズレてる。

 

 

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ネジ穴をSTDサイズに戻すためのリクエストでしたが座面がこれではいけませんのでアルゴン盛り。
ケース合わせ面に対し垂直になるよう座面研磨し、曲がったネジ穴も直します。

 

 

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いじくるとロクな事が無さそうなためこの後軽くバリ取りして完成。

ちょっとしたトラップには引っかかりません!(笑)

 

 

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ショベル ブリーザーホールボーリング

かなり前に加工は終わっていましたがある部品を作るまで中々アップする気になれなかったショベル。
ようやく寸法がとれる状態になり無事製作部品もできたので紹介します。

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ブリーザーホールは一度ボーリングされているようでしたが、ブリーザーギアがまったく合ってないものが入っていたため激しく傷ついています。もうねガバガバというレベルを超えています。

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そりゃこうなるよ。

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ケース面を基準に新たに使用するオーバーサイズのブリーザーギアに合わせボーリングしていきます。

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ボーリング後。
ツメでひっかかるガリ傷も無事にとりきれました。クリアランスも広くもなく狭くもないという塩梅で仕上げました。

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ブリーザーギアを収めるとしっくりくる嵌め合いになっています。

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まだあるんですよ。
今ケースの上面からブリーザーギアの座る面の距離を測っています。
実はこの座る面も深く掘られているためそのまま組み付けるとギアのエンドプレイが許容範囲を超えてしまうんですよ。
スペーサーもオーバーサイズが何種類かでていますがそれでも今回は対応できないため今回はスペーサーを製作します。

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できたのがこんなスペーサー。
これ作るまでなんかブログにアップする気にならなかった。

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小さくそして薄いです。
これでバッチリでしょ!

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HDショベル ブリーザーホールボーリング

だいぶ暖かくなって工場で加工しやすい気温になってきました。
そういえば、去年の今頃は開業に備え機械の購入に大阪に行ったり、工具を揃えたりとバタバタしていました。
その後三か月以上仕事がなく、ひぃーひぃーいいながら生活していたのをおぼえています。
ポッと出の内燃機屋なんかに信用してエンジンまかせられるかと思われていたでしょう。今もそうかな?(笑)

では、いってみましょう。本日もハーレーです。
画像はショベルヘッドのクランクケースです。

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今日はブリーザーホールの修正です。
ショベルってここがガリガリになってるのが多いですよね。
もともと純正のブリーザーギアの材質が鉄のため、アルミのケースが負けて摩耗してしまうケースが多いです。
今は対策品で色々な材質のものが売られています。

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国産では考えられませんが、ボーリングして修正するためのオーバーサイズのブリーザーギアが普通に出ているところがハーレーはすばらしいです。
今回は、0,03インチオーバーサイズのブリーザーギアに合わせ、ボーリングして修正します。

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ケース面を基準に平行をだし、ブリーザーホールに対して垂直にボーリングするためにレベルを調整します。
今回は、ケースがGOOD!
歪みもなく、面もしっかりとでています。俗に言う当たりってヤツ?

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手始めに0.1mmほど削ってみたところです。
深いキズの所が残っているのがはっきりわかりますね。

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規定値までボーリングしたところです。
キレイな芯円にもどりました。面粗をよくすることで初期摩耗を抑えられます。
クリアランス0.05mm。

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加工マニアに好評な動画を撮っておきました。
これ見てお酒がすすむようなら間違いないです。