HDショベル 徳島

 

 

 

クランクシャフトのオーバーホール作業。
クランクシャフトは前回のブログで組立まで完了しています。作業自体はクランクシャフトをクランクケースに引き込みまでやっていきます。

レフトケース。
TIMKENベアリング入れ替え。クランクケースにNEWベアリングレースを圧入し、クランクシャフトを専用工具でクランクケースに引き込みます。
クランクシャフトのエンドプレイ(サイドのガタ)は画像右小さいCリングの厚みで合わせます。

 

 

ライトケース。
ベアリングレース内径、ピニオンシャフト径を測定。ベアリングレース内径に問題ありませんでしたが、ピニオンシャフトとのクリアランスが0.05mmでしたので、O/Sベアリングでクリアランスを0.02mmに調整しました。

 

 

クランクシャフトのエンドプレイを測定中。
クランクシャフトを分解したならフライホイール単体の時にやっておくと苦労しませんね。
自分はその事を忘れていて先にクランクシャフトを組み立ててからの測定でした。(汗)

 

 

エンドプレイは0.03mm。

 

 

 

HDショベル 徳島

 

 

 

日曜日ですが普通に出勤。特別な用事がなければ休みでも工場でゴソゴソやってます。

ショベルヘッドの腰下作業。
元々使用していたクランクシャフトの確認。

 

 

普段はカムカバー内で回転しているピニオンシャフト先端がズル剥けています。
オイルポンプからもっとも近い箇所なので普通なら油圧ビンビンな筈ですよね?

 

 

シャフトがウネウネしてちゃんと計れませんでしたがスプロケ側0.1mm ピニオン側0.06mm。
おそらくシャフトは曲がってますね。チャンチャン。

 

 

今回使用するクランクシャフトを分解。
コンロッドビッグエンドレース内径をO/Sベアリングに合わせホーニングでクリアランス調整と真円度の修正。

 

 

フライホイールワッシャーを入れ替えコンロッドサイドクリアランスをマニュアル規定値内に入る様にワッシャーの厚みで調整します。クランクシャフトを本組み時と同じ様に仮組みしサイドクリアランスを計測。OKなら1度分解してワッシャーをカシメ再度クランクシャフトを組立ます。

 

 

クランクピンは両サイドナットで締め上げます。1度に締め上げず、徐々に締め上げながら芯だしを行います。
ピンナットを締めるたびにクランクシャフトの芯がズレる様になってるから大変です。
で、最終はスプロケ側0.01mm ピニオン側0.02mm。

 

 

 

 

 

 

ダイヤルゲージはミツトヨに限るのとピックアップタイプのゲージの方がよく振れを拾ってくれます。
動画は撮りやすい様に一般的なタイプ。

HDショベル 1340 #2

 

ジャンク部品を寄せ集めて1基組み上げるプロジェクトの続き。

前回はクランクシャフトを仮組みしてコンロッドのサイドスラスト量の測定まで。
フライホイールはS&S製で、このフライホイールはサイドスラスト量を調整するフライホイールワッシャーの取り付け溝が元々ありません。クランクシャフトを仮組みした時のサイドスラスト量から使用するフライホイールワッシャーの厚みと今回サイドスラスト量を0.2mmを狙う寸法を足し引きして溝掘り。

 

 

 

 

使用するフライホイールワッシャーはベアリングケージがアルミなので銅製を。
測定と加工がしっかりと寸法通り出来ていれば狙い通りになる。筈?

 

 

 

 

気合いを入れて組み立て芯出ししたらば、出ました久々の合格クランク。
サイドスラスト量は0.2mmとバッチリきまして芯振れゼロ。

 

何度も組みバラシされているクランクシャフトだとこうはいきません。

 

 

HDショベル 1340

 

ウチの部品取りエンジンとジャンク部品を使い1基組み上げるプロジェクト。
ストックヤードで使えそうなコンロッドとフライホイールをチョイスしてクランクを組み上げます。

ジャンク扱いですがビッグエンドレース スモールエンドブッシュを入れ替えれば使用可能なコンロッド。

 

 

 

 

ビッグエンドレースは入れ替え使用するクランクピンに合わせ内径を仕上げます。

 

 

 

 

スモールエンドブッシュは新規製作。
別で使用するブッシュも序でに製作しました。

 

 

 

 

ブッシュ圧入後仕上げておいたビッグエンドと平行になるように、内径をボーリング仕上げ。

 

 

 

 

真っ茶茶に錆びていたフライホイールはウェットブラスト当ててキレイになりました。
S&S製のストローカーだったかな。ツッコミ所満載な感じですが半分遊びですから。
クランクピンナット クランクピンは3ホールのjims製新品を使用します。

 

 

 

 

遊びと言っても押さえるトコはちゃんとやります。
クランクシャフトを仮組みというか本組みの状態でコンロッドサイドスラスト量の確認。
1.0mm以上ありますね。フライホイールワッシャーを取り付けられるようにフライホイール側を加工して再度組み上げる事にします。

 

続く。

 

 

HDショベル 熊本 #2 last

 

先ずは夏期休暇のお知らせ。
誠に勝手ながら、8/10(金)~8/15(水)は休業とさせて戴きます。
ご不便をおかけしますが何卒ご了承の程、宜しくお願い申し上げます。

 

ライトケース側 ブリーザーホールの修理。
深い傷が入ってしまうとオーバーサイズでは取りきれない場合があります。その時はスリーブを製作圧入して修理します。
画像はスリーブを入れる為の下孔ボーリングしたところ。

 

 

 

 

スリーブはその都度製作すると面倒なので在庫してます。笑
結構頻繁にくるんでね。

 

 

 

 

使用するブリーザーギアはスタンダードサイズ。
圧入したスリーブの内径をこれからボーリングで仕上げていきます。

 

 

 

 

完成〜。
スリーブ材はアルミ青銅なのでアルミ直受けより耐久性は上がりますね。

 

あ、シリンダーも預かってたっけ…。やべやべ。汗

 

 

HDショベル #1

 

まとめて3基片付けました。その中でも苦労した1基。
クランクシャフト分解後コンロッドスモールエンドブッシュ入れ替えの前段取り。

 

 

普段は作りますが今回は支給品のブッシュを使用します。
そのままポンでは嵌め代が多すぎる為、旋盤で外径加工して嵌め代の調整しました。

 

 

ビッグエンドはオーバーサイズベアリングに合わせてラッピングしてクリアランス調整。

 

 

先ほどのブッシュは圧入してビッグエンドを基準に内径をボーリング。
と、簡単に書いてますけどねー治具らないと平行度はでませんので結構神経使うんです。

 

 

コンロッドスラスト調整の仮組。

 

 

フライホイールワッシャーの厚みでスラスト量を調整します。
マニュアルだと許容範囲が広いのですが、自分は0.2mmから0.3mmに入るようにしています。

 

 

此処から何度も組み直す羽目になるとはねー。
この瞬間は未だ思ってもいませんね。

 

 

やっぱりシャフトに曲がりが出ているモノってやり辛いです。
予算の問題もあると思うけど。こっちはいつもより倍かかっとるんじゃい!

 

 

元振れ分は引いてますからね〜。
この辺がいい塩梅でした。

 

HDショベル1200

 

クランクシャフトの修理。
スプロケシャフトナットが緩んでしまったクランクシャフトを分解組立。
スプロケシャフトはJIMS製の新品に交換。心配していたフライホイール側のテーパー孔ですが、変形なく単体で振れ幅計測 0.01mmとバッチリ。

 

 

コンロッド周りの計測。
クランクピン、コンロッドビッグエンドレース内径、ベアリング共に良好でクリアランスは0.03mm。

 

 

 

 

 

 

思ったより素直で左右0.01mmでフィニッシュ。

 

HDショベル 神奈川 #2

 

72年ショベル。
前回の75年ショベル同様カムベアリング入れ替え、右ケースピニオンレース内径ラッピング。

 

 

ピニオンレース内径に合わせてオーバーサイズのベアリングを選定。
ベアリングケージは再利用して組付け。

 

 

液体ガスケットてんこ盛りだったタイミングホールも忘れずに修理。

 

 

一気に完成。
同じタイミングで入ってきた75年とパシャリ。

 

 

ヌルンヌルンでgoodです。
スルスルではありませんからね。

 

 

続いてヘッド。
前回はガイド孔修正まで済んでいましたね。
結構手が入ってるヘッドでしたが無事にシートカットすり合わせまで完成。

 

 

バルブ組付までの作業依頼ですのでスプリング圧を測定していきます。

 

 

で、完成〜。
工場移転でバタバタとしていましたが、作業は思ったよりスムーズに進んで何よりでした。

 

HD ショベル 兵庫

夏だっていうのにパッとしない天気が続いている静岡です。

 

75年ショベル。
コンロッドビッグエンドレース入れ替え後、内径をボーリング仕上げしていきます。
簡単にボーリングなんて言ってますけど、かーなり硬いです。普通のチップでは歯が立たない。というかむしれるだけ。

 

 

ビッグエンド端面に対し垂直になりますから精度は申し分ないところですが…切削条件は非常にシビアです。
色々と条件変更して試行錯誤してますけどね〜。ばらつく時は〜 仕上げにホーニングです。
今回は切削オンリー。

 

 

リクエストのバランス取りを行いました。
バランス率やら重量なんかは作業レポートをコピーしてお渡しします。ので、そちらで確認を。

 

 

クランク組立芯出し後TIMKENベアリング入れ替え。

 

 

続いて右クランクケース。ピニオンレース内径をオーバーサイズベアリングに合わせてラッピング。
カムベアリングも入れ替えました。

 

 

と、きたら入れ替えたカムカバーブッシュ内径をラインリーマーで仕上げます。

 

 

オイルポンプも分解洗浄点検。

 

 

そして一気に此処まで。
使用するカムカバーガスケットの厚みに合わせてカムシャフトとブリーザーギアのスラストシム調整して完成です。

 

HDショベル 神奈川

 

前回の続き。
持ち込み72年ショベル。
コンロッドスモールエンドブッシュの内径をボーリング仕上げ。
ビッグエンドはオーバーサイズベアリング、 JIMS製クランクピン、に合わせラッピングでクリアランス調整。

 

 

 

 

 

 

そうそう、前回の記事はコンロッドの芯間でしたね。
きっちり測定するとなると色々と必要になってくるので今回は簡易的な測定方法を紹介します。

 

 

ビッグエンドにベアリングとケージ、クランクピンをセット。F、Rのビッグエンド端面を合わせます。
この時のビッグエンドのクリアランスは0.01mm〜0.015mmが理想。

 

 

上の状態でスモールエンドブッシュにピストンピンがスルリと入ればほぼ芯間距離は同じです。
ブッシュとピンのクリアランス次第で寸法が若干変わる為あくまでも簡易的な方法です。
EVO以前のハーレーの殆どが0.1mm〜0.2mmほどズレているのが普通ですからあまり気にする事もないかと思いますが。
それでもピストントップ位置がフロントとリアで違うのは気持ちワルイですよね〜。ブッシュ内径を偏芯させて芯間を合わせるんですけど結構手間なんですよ。一応コレ、自分のコンロッドです。

 

 

72年に戻ります。
コンロッドのスラスト量をこのフライホイールワッシャーの厚みで決めていきます。
いつ締めたか分からないと不安なのでマーキングも自分のきまり。

 

 

して、組立芯出し完了。

 

そう言えば従業員募集してました。気長に待ってます。