CB750K1 腰上オーバーホール

おやっさんに頼まれていたCB750K1のオーバーホール。
まずはヘッドをじっくり観察してみました。

DSC02191

画像は排気ガイドです。
ステムシールが付かないタイプのバルブガイド。
ガイドトップをテーパーにしオイルを掻き下げるようにしてあります。
今のエンジンのほとんどはステムシールが付くようになっています。
時代を感じますね~。
あ、そうそう。ハーレーの古いモデルもこの形状のバルブガイドですね。

DSC02192

加工前に計測を済ませたら、ヘッドを温めてガイドを抜き、抜いたガイド穴を計測して支給されたガイドのO/S加工と。ヘッドのオーバーホールは忙しいです。
画像は支給品のバルブガイドの内径をリーマで仕上げているところです。
ホンダの純正ガイドはそのまま使用できず、必ずリーマ通しが必要です。
ホンダの拘り?
自分の拘りは人それぞれやり方があると思いますが、まず内径を仕上げて、その後ジグを使い外径を内径と同芯に加工するようにしています。

DSC02212

イイ感じに仕上がっています。
今回支給されたバルブガイドは吸気排気共にステムシールが付くタイプです。

DSC02213

バルブガイドの加工が終われば再びヘッドを温めてガイドを入れていきます。
すかさず、温まっているうちにレッドチェック。
関係ないけどヘッドに刻まれているバッテンってなんか意味あんのかな?
あ、自分がつけたんじゃないですよ。(笑)もともとです!

DSC02214

一日置いてからリークチェック。
今回もバッチリのようなので次回はシートカットですね。

DSC02218