めんどくさい事務仕事を終らせ作業に入ります。
掴みづらいワークのため、フライス盤でもよかったのですが今回は、旋盤でいきます。
ハーレーのトルクプレート製作途中の材料が余っていたので、これを使ってジグを製作していきます。
タップをたててジグは完成です。
シリンダーゲージにて、上三点、中、下、と計測します。
35πから39πに内径拡大の下準備です。
ジグにセットする前に、面を擦り合わせしていきます。
面がでていない状態でジグにセットすると、当然直角度はでませんので、ポートが傾いた状態で仕上がってしまいます。
地味な作業ですが、精度をだすには手間暇かけます。
いやらしい話になりますが、加工工賃が若干高いのは、このように手間暇かけて加工するためどうしても時間がかかってしまうからです。それなりに勉強して、クオリティーは下げずにやってるんで、そこのところはご理解頂きたいです。
作業の続きです。
ジグを旋盤にセットしてワークをボルトでとめます。
ダイヤルゲージで芯をひろってから本締めしてボーリングにはいります。
上が純正で、下が加工したモノです。
だいぶちがいますね。よく吸いそうです。
テーパーの部分もストレートに拡大しているためバタフライもポートにあわせ新規製作になります。
バタフライを計測しています。35.0mm
35.31mm
そうです。芯円ではないんですよ。
これがやっかいで、閉じた状態の角度が何度か? どの位置で偏芯しているのか等計測しなければならず、三次元測定機をもっている
なじみの加工屋さんで計測してもらうことにしました。
ので、計測結果がでるまでおあずけです。