w1専用 コンロッドジグ

w1のコンロッド用ジグを製作しました。
まずは、平面削って平行出し。

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大端部と小端部の芯間の距離のデーターを頂いているので、両端部の真芯にタップを立てます。
平行にセットするため、逃げをとり完成。ここの寸法は、直角度が左右される部分なので,マイクロで出した寸法分、逃がします。
上の平面と段差の部分の平行度と、直角度をダイヤルにて確認します。どちらも、0,01mm以内に収めます。
ここかなりうるさいとこです。シビアですよ。

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旋盤でコマをつくります。
大端部の内径に合わせてキツキツにつくります。

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こんな感じで。

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このように入ります。
これで、大端部とコマが直角になります。
がばがばだと、まったく意味がないので精密に加工していきます。

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小端部も内径にあわせて、旋盤にて製作します。

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こんな感じで切りだして。

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このようにセットします。
この状態で、両端部の芯をひろえば、小端部の加工、大端部の加工ともにできます。
さらに、ボーリング以外にもこのジグは活躍できるようになっているのですが、それはまたアップ致します。

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ジグは加工のしやすさ、精度、センスで成り立ちます。

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F6のボーリング加工もまだまだ先になりそうですが、とりあえずセットしてみました。
フライスかボーリングマシンか、ブロックの状態で決めたいと思います。

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