48FLクランクシャフトオーバーホール作業。
分解前に各部の計測作業からスタート。先ずは芯ブレチェック。
結果 レフト0.09mm ライト0.01mm。
コンロッドサイドクリアランス0.35mmとかなり良好。左右シャフトが新品同様というよりおそらく新品にしてからエンジンとして組まれてすら居ないと思う。何で?
まあイイや。フロント側のコンロッドはかなり振ってますね。3mm弱ありますからクランクピンとベアリングのクリアランスは結構なガバチンになっていると思います。何で?
まあイイや。分解してザッと洗浄してから計測と点検作業。
リアのコンロッドレースに剥離あり。再使用できるか微妙なところ。いやほんと際どいのは判断に困りますね。
フロント、リアのビッグエンド内径は共に41.30mmで真円。
いや全然いいのが逆にきもちわるい感じです。
ビッグエンドのベアリングの計測。
上に弾いたリアの19本は4.73mmで残りのフロントとリアは4.70mm。
クランクピン径は31.72mm。減ってはいますけど状態は悪くありません。
クランクピンとビッグエンドクリアランス
フロント 0.1mm リア 0.13mm〜0.15mm。
案の定ガバチンでしたねー。
コンロッドスモールエンドの計測。
の前にコレ。
オイル穴にブッシュ被ってます。て事はブッシュ回っちゃてるんじゃない?
ともあれ。
スモールエンド内径はフロントリア共に20.12mm〜20.13mm。
使用するピン径は20.09mm。クリアランスは0.03mm〜0.04mm。
シツコイようだけど絶対使用されてませんよね、コレ。まあぶっちゃけ使えれば何でもいいですけど、修理は推測だ。なんて昔何かの雑誌で書いてあってそれから意識する様にしているだけなんで。
左右単体で振れチェック。
レフト 0.02mm。
ライト 0mm。
ライト側は申し分無い状態ですがレフト側はちょっとシャフト単体での再度計測確認が必要ですね。
ささ、この勢いでコチラも分解していきますよー。