前回のオイルポンプ続き。
ケースレース入れ替えてラッピング。カムブッシュも入れ替えボーリング仕上げと。粗方の作業が終わったので仮組へ。
その前に、ケースレースのラインラッピングが全然上手くいかず新品2個もオシャカに。
一応ケースのナンバーはマッチングでしたけど色々と測定してみましたがかなりキナ臭い感じです。
ええ勉強になりました。
ケースとクランクが若干干渉しているため何処に当たるか確認中。
微かに当たってる。
少し削っては組んで確認。クランクが抵抗なくスムーズに回るようになるまでこの作業を繰り返すのですが、2日間コレにかかりっきりでだいぶ他の加工作業が溜まってしまいました。
ウチはカナリの頻度でこの手のハマり作業を頼まれますので通常作業の納期が延びる事が多々アリご迷惑をおかけしております。
抵抗なくクランクがスルスルと回るのを確認したらケースのセンターにクランクがくるようスラストワッシャーを組み替えて調整。
エンドプレイもこのワッシャーの厚みで調整するようで、まぁ大変です。(汗)
試しに手持ちの1番薄いワッシャー入れたら偶々1発でドンピシャ。
たまにはこうゆうのがないとね。
再度バラしてクランクの芯も確認。
組み立て時かなり苦戦した癖のあるクランク。片側0に合わせますと反対は0.06mm振れます。
何度やり直しても必ず同じ所が振れるためいいとこでヤメ。
オイルポンプも無事に収まり一応カタチに。
オイルポンプシャフトは磨耗してガタガタでしたので交換。各ギアのエンドプレイがメチャメチャなのと部品足らずで組まれていたためここもしっかりとエンドプレイ調整してやり直しました。
ようやくここまできましたが、ケースのスタッドボルトは位置決めのボルトが元々1本も入っていなかったのを交換しーの、ワッシャーを入れれる所はいれーの、ナットがクソなのは交換しーの。と言い出せばキリがないくらい手がかかるエンジンですよ。