アイアンショベルのヘッドを2基まとめて作業していました。
78年は排気側のバルブガイドのみ交換し吸気排気共にシートカット。
ステムシールレスの場合こんな感じでバルブガイドの頭をテーパーにしてあげます。これで余分なオイルを欠き下げる役目をはたします。
画像は排気側。吸気側でしたらもう少しテーパー角を付けて入れ替えます。
うちのやり方ですけどね。
シートカット擦り合わせ後。
排気側は何度かシートカットされているようでバルブ突き出し量がイマイチでしたのでエンド研磨で合わせて完成。
66年のヘッドに元々入っていたバルブガイド。ガイドを抜き取り支給されたガイドを入れ替えます。
アイアンはバルブステム径が吸気、排気で違いますのでガイド内径も当然変わってきます。
ガイド入れ替え後バルブ突き出し量を計測すると38mm?基準値を大幅にオーバーしていたため、シートリングを入れるため座繰り加工します。
アイアンショベルのヘッドは元々シートリングがなくヘッドに直接バルブが座ります。
好評を頂いていますシートリング材で面倒ですが1個ずつ作っていきます。
この年代のハーレーはポート内寸法がかなりバラ付いているため内径にも気を使いますね。
熱膨張率はアルミに及びませんが。だからって締め代がしっかりと付いていませんと落ちます。シートリング材、直径、内径、高さ、に合わせた締め代が大事です。
規定のバルブ突き出し量までシートカットで追い込んでいきます。
goodです。
ポート内の段付きも最小です。
バルブは吸排気新品に交換しました。
発送済みです。ありがとうございました。