ホームページを見たと頻繁に問い合わせを頂く事が多いですが、中には全然電話にでてもらえない。なんて声もあります。問題は電話機が古いため着信履歴が残らない。納品、引き取りで工場を出ている。加工途中のためでれない。の3点。
対策として、しつこく電話するか、マメに電話するか、またはFAX、Eメールで問い合わせ頂けると確実です。
県外の業者様はFAXでご連絡頂く事が多いので助かっています。
月別アーカイブ: 2014年3月
F6A シリンダーボーリング
70 ショベル 新潟
すごーくお待たせしてしまったショベルの続きです。
バタバタしていたので画像をたいして残していませんが、ガイド穴の手直しに手間というよりかは機械が空かず、長々と待たせてしまう結果になってしまいました。(汗)
画像はシートカット、すり合わせまで済んでいます。
ステムシールはVITONを使用します。
ロアシートの加工はショップ様のほうでお任せしちゃいます。
もともとショベルはステムシールが付いていないため、ステムシールを付けるようにガイド、ロアシートの加工が必要になってきます。個人のお客様でしたら、発送する際にロアシートも一緒に送って頂ければステムシール仕様に加工させて頂きます。ロアシートを加工せずに組み付けると、ステムシールに干渉するため、ステムシールが傷ついてオイル下がりの原因になるので注意が必要です。
うん。時間かかっちゃいましたが、これなら調子いいエンジンになるでしょ!
ちゃんと数字で造りこんでやればショベルも見違えるようなフィーリングになると思います。
そして、先週発送したこのショベル。実はJOINTSに出展するSHOWBIKEの車両に積まれるようです。
うーん。驚きました!
仕事をサボってこっそり見に行っちゃう予定。
エンジン見ればわかるかな?わかんないよなぁ。
うーん。でもわかるかも(笑)楽しみです。
フライホイール軽量加工
DEBONEIR
雪がサンサンと降る中、やって参りました奈良県で御座います。
何をしに行ったか申しますと、デボネアの仕上げ塗装で御座います。
今回無理に無理を言ってお邪魔させて頂いたのが、画像左のBODYWORKSIMAIの代表今井さんの工場です。右にはT君も居ますが、この二人は、専門学校の同期で今もお互いに高め合うようなうらやましい仲です。
このサフェの姿も見納めですね。
いやー長かったなぁ。
色は、私、ターナー大村が最後まで拘ったゴールドでいきます。
さて、どうなるかなぁ。頭の中では見えていますが、実際に吹いてみないと分かりませんのでドキドキです。
下地処理、養生等済ませ残すは塗装のみ。
今回はルーフとツートンになるためルーフ下を先に仕上げてしまいます。
今井様とT君による本塗りが始まりました。
二人の息もぴったりです。ガンを持つ姿がカッコよすぎ!
ペインターの塗ってるとこなんてまず見れないので、うちのブログならではないでしょうか?(笑)
9回ほど色をのせたところです。
この後クリアですが、フラットベースを使用しマッドに仕上げていきます。
いわゆる艶消しです。デボネアの高級感をそぐわない感じ+カッコイイが今回の狙いです。
そして完成です。
いいじゃないの!
艶の引け具合もいい感じになってイメージ通り?
イメージ以上の仕上がりになってます!
12時間御飯も食べずにぶっ通しでやったかいがありました。(汗)
このノペッとした感じがデボネアには似合いますね。
ホイールが汚いのでおしい感じですが、ドアノブ、モール類のスムージングによってボディもスッキリしています。
今回無理を言ったのにも関わらずものすごく丁寧に仕上げて頂きありがとうございました。
自分が出来ることならいつでも何なりと申しつけて下さい。
今井さん、T君に感謝です。
お知らせ
LJ50 ボーリング
加工のほうはだいぶ落ち着いてきて、いいペースで作業を進めていますが、デボネアのフィニッシュが近づいてきているためこちらを優先しながら毎日コツコツやっております。
かれこれ一年も工場に居座っているためそろそろオーナーの元に返さないとね。
納品してだいぶ経ちますがLJ50のボーリング依頼です。
ブログにはあげていませんが意外に依頼を頂く事が多いエンジンです。
シリンダーはだいぶお疲れのようです。
0.5mmオーバーサイズのピストンを常に在庫しているため即納OK(笑)
そのくらい依頼やピストンの問い合わせが多いです。
画像のモノは表面処理済みのピストン。
ピストンリングは信頼のMADE IN JAPAN 間違いないです。
0.5mmオーバーならそうそうとりきれないってこともありません。
ホーニングでクロスハッチを付けオイル溜りを作り、ピストンとのクリアランスを適正値で確保します。
うん。いいでしょう。
ちなみにピストンのみの販売の場合、ボーリング依頼時より多少値段が変わります。
ボーリングとセットだとお得です。
HDショベルボーリング 新潟
新潟のショップ様からヘッドとセットで加工依頼のシリンダーです。
下面はすでに加工されて手が入っている感じのため上面の状態をチェック。
上面をチェックし、最小面研します。
ボアと上面をダイヤルを走らせて計測していきますがボアの垂直があまりよろしくないようです。
ボーリングで取りきれるか心配しながらまずは上面の修正です。
上面研磨後。
0.08mm削り完成。
この後、通常はトルクプレートで歪ませてボーリングに入りますがシリンダーのキズの深さ、穴の曲がり、トルクプレートによる歪みを考えるとボーリングで取りきれるか不安だったため今回は見送りました。
で、案の定微かに残ってしまいました。
下面を基準にしボア芯を取って、ボーリングしているため上面のほうに削り取れなかった部分が残っています。
ホーニングの目が立っているのであとちょっとだったんだけどなぁ。
ピストンとのクリアランスもあるためこれ以上拡げる事ができんのよ。
ボアゲージで計測し、今回は問題ないと判断してシリンダーを先に送らせて頂きました。
ヘッドの方も急いで送らせて頂きます。
Triumph ブッシュ入れ替え
急ぎでやって欲しい加工依頼に目処がついたためこちらも進めていきます。というよりかだいぶ前に納品済みなんですけどね。
トライアンフのミッションメインシャフトギアのブッシュ入れ替え作業です。
一番左のモノ新規で入れ替えるブッシュ。そのとなりが抜き取ったブッシュです。
大したことではありませんが、ブッシュ入れ替え作業って妙に緊張するんだよなぁ。
んで、完成。
メインシャフトとのクリアランスもまあまあなとこにきているのでOKです。
ボーリングして、ホーニングが基本ですが、既製品のブッシュのためボーリングする取り代がありません。(汗)
オイル溝が切ってあるブッシュのため最悪焼きつきには至らないと思いますが、ホーニングしたい所ですよね。
しかし、クリアランスはうーん。無理。ブッシュの外径もそうですが内径の寸法にも気を使って購入をお勧めします。
HDショベル クランクOH
日曜日に営業している内燃機屋はヘン?
ホームページを見て直接エンジンを持ってきてくれるお客様には都合がいいでしょ!
今日もまたHDショベルネタになります。
前回アップしたクランクケースのクランクです。こちらもオーバーホールを頼まれているので作業を進めていきます。
ハーレーのクランクは国産と比べ特殊?なためよくハーレー屋さんでオーバーホールされていますよね。
こういった所もまかせる!と言われればカチッと仕上げますよ。
バラす前にちゃんと各部寸法チェックし、メモしてバラしにかかります。
ピニオンシャフト先端、スプロケシャフトにダイヤルを当ててフレも見ておきます。
ピニオン先端0.02mm、スプロケシャフト0.03mmです。
おいおい、珍しく程度がいいじゃないの!
測定が終わればバラバラです。
クランクピンは減り、剥離もなくすこぶるいいですが、今回は新品に替えていきます。
ひたすら測定し、記録しておきます。
ベアリングもオーバーサイズの選択が可能なためひとつひとつ計測します。
こりゃ手間かかるわ(笑)
しかし、ちゃんと数字で追っかたショベルはまた格別でしょうね。