本年も、沢山のお客様にお世話になりました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
新年も、あらゆるバイク、車の要望に応えられる様、
日々精進致しますので、宜しくお願い致します。
Head Turnersは、1日早々営業致しますので、
加工依頼お待ちしております。
本年も、沢山のお客様にお世話になりました。
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加工依頼お待ちしております。
今日もショベルです。
シリンダーはホーニングのみという事でしたが、現状のボア寸法でホーニングするとピストンとのクリアランスが0.10mmとかなり広くなるためオーナー様に連絡してボーリングする事に。
その前にシリンダーのフィン欠け修理。
からの。
肉盛り。
鋳鉄の溶接はかーなりムズイですし、整形に時間がかかります。
フィン欠けが無事終わったらシリンダーをボーリングするために基準となる下面の研磨をしておきます。
最近は自分のブログを見てこの下面研磨を依頼される方が多くなりました。
ショベルはほぼこの下面がボアに対して垂直な面になっていませんので、修正してからボーリングするのが最近の定番です。
トルクプレートをかまして1日じっくり寝かしてから加工に入ります。
完成。
スタンダードから020インチオーバーサイズでボーリング。
他にもバルブスプリング圧みたり、リテーナーにステムシール用の追加工したりと手間はかかりましたが無事に年内発送できました。
組み付けは来年スタートかな?
knuckleも喜んで参りますのでよろしくお願いします。ありがとうございました。
あれ?今年もあと2日ですか?はやいですね~。
もうね、朝はまっ暗いうちから夜中まで仕事しているので曜日の感覚がないです。
作業のほうはショベルの続きです。
ガイド入れ替えが終わればシートカットですが、ガイド内径は必ず歪むためもう一度リーマを通してバルブとのクリアランスを合わせていきます。
このヘッドは吸気が社外のバルブで排気が純正バルブになっているためステム径も違います。ステム径に合わせてガイド製作しているのでその辺は大丈夫。
そしたらシートカット。これはF側。
ガイドの倒れが気になっていましたがなんとか規定値に収まりました。
R側。
もともと入っていたガイドがものすごく偏芯した状態でシートカットされていたり、なぜか排気側のバルブ突き出しが吸気より1・0mm低かったりとかなり?な状態からのシートカットは正直しんどいです。
バルブはフェース研磨し再利用。当たりは中狙い。
ステムエンドも研磨しておきます。
加工の締めはヘッド面研です。
一度面研されているんじゃないかってくらい平行度がでていましたが削ってみると案外歪んでいる箇所がでてきました。
完成。
ヘッドが違うのはご愛敬。
遥々九州から届いたショベルヘッド。
こちらは年内納めが目標になっていますので頑張っていきます。
まずは洗浄前。
何度かオーバーホールされている形跡があります。
シートカットの偏芯具合を見るとちょっと手が掛かりそうな感じです。
洗浄後ヘッドを温めてガイドを抜いていきますが、かなりキツイです。
排気側のガイド穴はF、R共に0.1mmも楕円になっておりそれを補うかのように圧入代もかなり付いていました。
芯円修正するため面倒ですが機械にセットしてリーマーで仕上げます。
ガイド穴を芯円に修正したらバルブガイドの製作です。
左の材料からガイド穴に合わせ一本一本削り出していきます。
一本4000円で製作していますが、実際は割には合わない位手間がかかっています。
ここはウルサイですからねぇ。
しっかり作り込んでいきますよー。
忙しくて気が焦っていると凡ミスなんて事もあります。
珍しくチューニング依頼のエンジンを請けましてセコセコとバルブガイドから製作。
なんか変だなぁと思ったらステムシールの溝を切り忘れていました。
これが正解です。
バルブガイドの材料はリン青銅の中でも硬度があるものを使用しました。
使用するバルブも他車種のものを流用するためステム径が純正より細くなったり、ガイドがポートからあまり突き出ないようにと指示を受けていますので完全ワンオフとなっています。
ガイドの形状もツバなしからツバ付きに変更。
シリンダーのボーリング、ピストンリセス加工重量合わせ、コンロッド重量合わせ小端部加工、クランクダイナミックバランス、燃焼室容積合わせ…。
道のりは長いです。
個人のお客様からTC88のシリンダーボーリング依頼を頂きました。
トルクプレート付きでお願いします。と言われ早1ヶ月。
TC用のトルクプレートは持ち合わせていなかったため製作からのお仕事ですが、やっと手を付けられるようになった?という風に自分に言い聞かせて製作開始。
トルクプレートの製作にあたり実際のシリンダーヘッドの寸法が必要ですので、普段からうちをつかってくれている業者様のとこに行き寸法を取らせて頂きました。
アルミの極厚無垢材から100π越えの大穴をボーリングし、オイル穴のノックピンを基準にヘッドボルト穴を加工。
ボーリング代よりトルクプレートの材料費の方が高いなんて大きな声では言えません(笑)
きっとこれからこのトルクプレートが仕事を呼んでくれれば安いモンです。
ヘッドボルトを52Nmで締め付け一日寝かしてからシリンダー下面を基準にボーリング。
約3.0mmも拡大しますのでスリーブの面取り加工も必要になってきます。
ホーニング中。
ストロークの長いシリンダーはテーパーしがちになるためボーリング時にきっちりとホーニング代を考慮した寸法に仕上げていかないといけません。
完成。
頼まれていた上面研磨もやっておきました。面修正ですがスリーブがわずかに上がっていて爪で引っ掻くとわかるくらい。
お待たせしました。シリンダーのほうは発送済みです。
ありがとうございました。
12月も半ばを過ぎ年末モードといきたいところですがそうもいかない状況です。
東京のショベルのオーナー様、無事にヘッドは届き作業のほうを進めています。大分県のショベルのオーナー様ピストンは無事届いています。来週に上げる予定でいますのでもうしばらくお待ちください。岩手県のパンヘッドオーナー様バルブ周りの部品が届いているので年内にやれるところまでやっておきます。
ハーレーは手間かかるのでほんと大変です。それでも年明けにまた何機か入ってくる予定なので心の準備をしておきます。
また、国産バイク、車のブロック等のボーリング作業は年内に納める予定でいます。大丈夫かな?
で、こちらは業者様依頼のパンヘッド。
ヘッドはもちろんクラックありで、かなりエグイ状態ですがクラックの溶接は業者様のほうで修理するので気は楽です。(笑)
とりあえず画像にあるマグホイールから作業を進めていきます。
もともと4輪用のレースで使用するホイールなんですよね。
50年?60年?くらいのモノでしたっけ?
とにかくこのホイールをバイクに付くように業者様の指示書とにらめっこしながら加工していきます。
フライスでハブをガシガシ粗削り。
旋盤に移ってこしらえていたジグにセットしハブ内径を拡大していきます。
ベットのクリアランスもカツカツです(汗)
こんな感じに仕上げたらまたフライスにセットしてサーキュラーテーブルに乗っけボルト穴の加工に入ります。
ハブの内径から芯を取り6等配をきっちりだしていきますが段取りが仕事のような感じです。
あとは360÷6で何度振ってやればいいかわかりますよね?
一発目の穴を基準にするのでPCDも半端なところに持ってこないようにしてこの後のフランジ製作が楽にできるようにしておきます。
機械加工の配列ってカチッとしているところがカッコイイでしょ?
やってる本人はめんどくせ~なんて言ってますが・・・(笑)
今日は寒いですねー。こんな日は工場に引き篭っていても寒いです。
Z750のシリンダーボーリング作業です。
支給されたピストンに合わせシリンダーをボーリングしていきます。
機械にセットしたらあとは見ているだけですが、加工熱でシリンダーが膨張しないよう一回の取り代も0.30mmです。鋳物の仕上げは一発勝負ですから気は抜けません。
ボーリング後ピストンとのクリアランスをホーニングで仕上げていきます。
仕上がりはこんな感じ。
最後にシリンダーの上面を面研していきます。
このZは一度も面研されていませんでしたので大丈夫でしたが、中には何度も面研されていてシリンダー長が短くなってしまっているのもあるため加工前に必ず寸法をチェックしてから加工しています。
画像はシリンダー上面のソリ具合を確認中。
面研後。
今回もいい感じに仕上がっています。
完成!
マフラーからの白煙やオイル漏れからもおさらばです。
Zは部品が結構でているのでまだまだ直せるエンジンですね。
ありがとうございました。
昨日、今日と年内滑り込み加工依頼ありがとうございます。
お陰様で年内は休み無しのフル稼動で御座います。
作業の方は前回の続きでZ750のヘッドです。
画像はシートカット前。ガイド入れ替えを行うと必ずシートカットが必要になりますが、入れ替え作業やガイド加工が上手くいくと芯ズレもほとんどありません。
シートカット中。
アナログな機械ですがこれはこれで使い勝手がいいです。
何でもかんでもマシニングがいいとは限りませんよ。
シートカット、擦り合わせ後はこんな感じ。
吸気側はシートリングの内径を拡大しつつ吸気がスムーズになるようRで繋いだりと拘りのカットです。
バルブ周りの作業が終わったら仕上げのヘッド面研です。
4発の空冷ヘッドはへの字に歪む傾向がありますが、酷いモノだとひねりが出たりと症状は様々です。
面研後。
ヘッドの平行もバッチリです。
次回はシリンダーの作業です。
空冷4発も今年はよく触らせて頂きました。
おやっさんからZ750の腰上オーバーホール依頼です。
最近のZはポート加工されてないほうが珍しいくらいポート加工が定番チューンとなりつつありますが、ヘッドのオーバーホールはガイド入れ替えが定番です。
というか基本ですね。
ガイドの周りにカーボンが付着したまま抜くとガイド穴を傷付けてしまうので徹底的にカーボンを落としてからヘッドを温めてガイドを抜いていきます。
前作業者の仕事が丁寧だとこの辺の作業はスムーズに進みます。
ガイドを抜いたらガイド穴を計測し一本ずつガイド穴に合わせ支給されたガイド外径を加工します。
テフロン加工されたガイドですがガイド穴に圧入される部分はこの通りです。
再びヘッドを温めてガイドを焼き嵌めしたらレッドチェック。
打ち込んでいる感覚も大切ですがこれをやらないとしっくりこないので毎回ガイド入れ替えに使用しています。
夕方打ち込んでおき次の朝に確認する事が多いですが今回もバッチリです。
鉄ガイドと銅ガイドでは締め代も変わってきますのでこの辺の作業はやっぱプロに任せて頂きたいですね。
次回に続きます。