S&S製のヘッドを加工中。
バルブは再利用不可の為新品に交換。そしてシートカット。
頭を抱えていた部分はステムシールの寸法に合わせガイドトップを加工し難を逃れます。
スプリングをセットしたら完成です。
腰下オーバーホール依頼のショベル。
手間隙かけて作りましたブリーザーホールのスリーブ。
画像ではササッと作った感じに伝わるかと思いますが、ここまで来るのにかーなり大変でした。
ケース側がかなり損傷しているので少し不安ではありますが。そこまで負荷が掛かる部分ではないためそのまま圧入でもいいのでは?
ここまで酷いと普通はケース交換かと思います。ので、本音は何処まで持つのかよく分かりません。
見かけよりガッチリとはしてるんですけどね。
オイル穴3箇所 窓の位置 カムギアとの絡みもありますからかなりシビアな作業ですよ。
そんな感じで一気に組み立て。
ブリーザーホールの違い分かるかな?
かなりはしょって完成です。
上手く作動してくれれば苦労が報われますけど如何でしょうか?
オーナーさん報告よろしくお願いします。
今の時代サイドバルブは珍しいですね。
うちでは農機具のエンジンしかサイドバルブは見かけませんけど。
コンロッドビッグエンドラッピング合わせとスモールエンドブッシュ入れ替え作業。
支給されたo/sのベアリングとクランクピンとのクリアランスが取れるよう内径を研磨して拡大。
ビッグエンドの作業が完了したらスモールエンドブッシュを入れ替え。
ブッシュを圧入しますと内径は必ず歪むため ピストンピンに合うよう内径を仕上げるところです。
リーマーではなくボーリングで仕上げます。今回指定クリアランス0.02mm~0.025mm。
内面の仕上げ粗さがイマイチだと手でピンをムリクリ入れる感じになりますが、ヌルリと入る感じに。
最後に曲がりを確認したら完成です。
発送済みです。ありがとうございました。
前回のオイルポンプ続き。
ケースレース入れ替えてラッピング。カムブッシュも入れ替えボーリング仕上げと。粗方の作業が終わったので仮組へ。
その前に、ケースレースのラインラッピングが全然上手くいかず新品2個もオシャカに。
一応ケースのナンバーはマッチングでしたけど色々と測定してみましたがかなりキナ臭い感じです。
ええ勉強になりました。
ケースとクランクが若干干渉しているため何処に当たるか確認中。
微かに当たってる。
少し削っては組んで確認。クランクが抵抗なくスムーズに回るようになるまでこの作業を繰り返すのですが、2日間コレにかかりっきりでだいぶ他の加工作業が溜まってしまいました。
ウチはカナリの頻度でこの手のハマり作業を頼まれますので通常作業の納期が延びる事が多々アリご迷惑をおかけしております。
抵抗なくクランクがスルスルと回るのを確認したらケースのセンターにクランクがくるようスラストワッシャーを組み替えて調整。
エンドプレイもこのワッシャーの厚みで調整するようで、まぁ大変です。(汗)
試しに手持ちの1番薄いワッシャー入れたら偶々1発でドンピシャ。
たまにはこうゆうのがないとね。
再度バラしてクランクの芯も確認。
組み立て時かなり苦戦した癖のあるクランク。片側0に合わせますと反対は0.06mm振れます。
何度やり直しても必ず同じ所が振れるためいいとこでヤメ。
オイルポンプも無事に収まり一応カタチに。
オイルポンプシャフトは磨耗してガタガタでしたので交換。各ギアのエンドプレイがメチャメチャなのと部品足らずで組まれていたためここもしっかりとエンドプレイ調整してやり直しました。
ようやくここまできましたが、ケースのスタッドボルトは位置決めのボルトが元々1本も入っていなかったのを交換しーの、ワッシャーを入れれる所はいれーの、ナットがクソなのは交換しーの。と言い出せばキリがないくらい手がかかるエンジンですよ。