SV650 福岡

 

2月も終わりですが相変わらずバタバタな状況は変わらず。
大して変わったネタもなく淡々と作業をこなしています。

 

SV650シリンダーボーリング作業。

 

 

 

もう片バンクはどうした?とか細かいツッコミはナシでお願いします。

 

 

HD WL750 徳島

 

時代錯誤してる静岡の内燃機屋です。
ハーレーサイドバルブエンジン。

 

 

 

 

左 支給されたバルブガイド。 右 抜き取ったバルブガイド。バルブはリプレイス品で新品が手に入ります。
排気側ガイド下穴修正しましてガイド外径とガイド内径を追加工して使用します。
この辺りもUSA製ならではですね。

 

 

 

 

ガイド打ち込み後、日を置いてから再度ガイド内径をリーマー仕上げします。
からのシートカット。

 

 

 

 

シートリングなど到底なくヘッドに直接カットしています。

 

 

 

 

シリンダーは再ホーニング。
2スト並みの粗目仕上げ。サイドバルブですからこの位でイイとこ。

 

 

 

 

完成。
予備の新品ガイドを1本潰しましたので後日発送しておきます。

 

 

 

 

近況といえば、新たに玩具を手に入れました。
艶っぽい状態ですから当分は暇を持て余す事もないでしょう。
コレでどっぷり浸かれそうです。

 

 

HD EVO 愛知

 

毎度毎度ハーレーネタになってしまいます。(汗)

EVOのクランク作業。
クランクを回してみるとリアコンロッドが若干引きづる感じがします。
ベアリングかなぁ〜。とも考えましたがスラスト量が全然ないのに気付いたのでほぼココで決まり。

 

 

 

 

やっぱりねぇ。という感じでスラストワッシャーが手でクルクル動きます。
カシ目が緩かったのかスラストワッシャーが動いて若干浮いた事でコンロッドと干渉していたのでしょう。
しっかりカシ目直しておきました。

 

 

 

 

からのビッグエンドラッピング。
ローラーはSTDサイズなのにビッグエンド内径は若干アンダー寸法。てことはハーレー新車でこのレベル?
怖いです。

 

 

 

 

EVOはフライホイールとシャフトが一体です。
両シャフトの曲がりを確認するにはこうするしか有りません。
スプロケシャフトほぼ0、ピニオンシャフトは0.02mm。
この数字よ〜く頭に入れてから下の動画をどうぞ。

 

 

 

 

シャフトの曲がり分を差し引けばほぼ0クランクですねぇ。
晩酌は美酒〜。

 

 

HD EVO 東京

 

EVO用トルクプレート有ります。

 

 

 

 

支給ピストンに合わせてボーリングしていきます。

 

 

 

 

発送前に確認作業。バイト君が首傾げて何度も測定していたのでパシャリ。
おかしいな? 真円にすらなってないよ。これマズくねぇ?
恐らくこんな感じ(笑)
EVOはシリンダーがアルミでライナーが鋳込まれています。意外とアルミシリンダーの方が歪みが出やすいです。
エンジンを組み付けた状態で真円になるようボーリング作業も手間暇掛けてやっています。

 

 

 

 

お陰様で現在工場内大変混雑しています。
ご理解とご協力よろしくお願いします。

 

 

ZRX

 

 

シリンダーOリング交換作業。

 

 

 

 

Oリング交換するだけですがスリーブを抜き取らないと作業できません。

 

 

 

 

ちゃーんと元位置に圧入して、ついで作業 シリンダーホーニング。

 

 

 

 

こっちの方がわかりやすい。

 

 

 

 

ヘッドはまだまだと判断しまして擦り合わせのみ。

ありがとうございました。

 

 

50PAN 岩手

 

昨年夏前にオーバーホールしたパンヘッドが里帰り?
手直しですがヘッド交換に伴いバルブ周りから。
画像はガイド入れ替えまで完了したところ。

 

 

 

 

続いてシートカットへ進みますが、シートリングがかなり沈み込んでいます。
バルブ突き出し量を測ると規定値を1.5mmオーバー。
シートリングを製作してバルブ突き出し量を規定値に戻しますが、画像の通りリングと燃焼室の境目を座繰られているため作業するには厄介。

 

 

 

 

追加工してこんな感じに。
シートリングは吸気と排気で材質を変えて製作。

 

 

 

 

続いてフィン欠け1枚モリモリ。

 

 

 

 

パンカバーの穴も埋めて再度開け直します。

 

 

 

 

整形後ブラスト当ててこんな感じに。

 

 

 

 

なんかサクッとやっているように見えるのか?結構¥安いと思われがちですが決して安くありません。
しかもうちは溶接が絡む作業の補償的なのも有りません。よそへどうぞ。

 

 

 

 

Dリング周りをぐるっと一周研磨する予定でいましたが変更。
理由はベコベコに歪んでいたため。研磨すると元々肉薄な部分が更に薄くなる為、ボルト締めただけで割れる可能性があるからです。オーナーさんに何度説明しても理解してもらえなかった部分。砥石で地道に擦り合わせしました。

 

 

 

 

その他ドサクサに紛れてオイルポンプギア交換。カムカバーの中身ごっそりバラシて芯出し。各部組み付けて完成。
クレームねぇ…。どうしたものか。
 

MAZDA

 

バイク専門とかよく言われますけど 普段は車のエンジンもやってます。

画像はブロックをボーリングしているところ。

 

 

 

 

ホーニング後 仕上げはこんな感じ。
砥石は2種類 中仕上げ 最終仕上げ用と分けてます。

 

 

 

 

BPとB6。
1.8Lと1.6L。

 

 

 

 

B6は純正オーバーサイズ。BPはボアアップピストン。

 

 

 

 

肉抜きされた方をスリッパーピストン。なんて呼びます。
どちらもエンジン掛ける瞬間はドキドキです。

 

 

CBX400F 秋田

 

 

腰下から異音が出る為オーバーホールに入ったエンジンを先日やっとこバラシました。
画像は一気にケース単体です。もうね、M6で力むといい事ないので、エンジン丸ごとストーブにかけてチンチンの状態でサクサクバラシます。その為途中画像ナシです。(笑)
原因もほぼわかっているし。いいんです。

 

 

 

 

本日 朝から洗浄 ボルト穴という穴を全てタップ立て直し。地味ですが大切な作業。

 

 

 

 

18年前に腰上は1度OHしたみたい。今回シリンダーはほとんど減っていませんでした。全然走ってないとか?
ピストンサイズはSTD。今回もリング交換だけでいい?

 

 

 

 

すこ〜し、オイル食ってる感じしますが良好なヘッド。
そして、CBXあるあるバルブコッター溝変形。
吸気側3本純正新品に交換します。排気側は廃盤でしたっけ?
メーカーから部品でる内に交換しておかないとね。

 

 

 

 

ミッションもバラバラに。
ベアリング、スラストワッシャー、ブッシュは部品出たので交換。

 

 

 

 

ピストンは当然良好。
ただメタルの当たりがよくないです。

 

 

 

 

で、異音の原因はコレ。3番子メタル。
以前に1度異音がして何故か?車屋さんで腰下OHしたと聞いてましたが、これじゃあねぇ。他の子メタルも状態が悪かったのでメタル選定が合ってなかったんじゃない?クランクジャーナルもダメで溶射肉盛りで再生するしか有りません。

 

 

 

 

オーナーさんの希望で交換できる箇所は全て交換していきます。それよりこの部品点数凄すぎ。殆ど細々したやつばかりなんですけどね。既にメーカー廃盤部品もあるし何処までできるやら。それでも全体的に観て、このエンジン程度良いです。
CBXでは珍しいくらいです。

 

 

 

 

CBX繋がりで今日のイレギュラー作業。
キャリパー本体のボルト折れ除去。急ぎ!との事でそのままマシンバイスで噛んで、垂直はテキトー。
それでもヘリサートなしでキレイに抜き取る! 年間600箇所以上ネジ穴直してる感覚は尋常ではありません。研ぎ澄まされています。いい子は壊すだけなので絶対マネしないように!

 

 

HDショベル 栃木

 

連チャン栃木。
前回オーナーさんの知り合いとか。

此方もヘッドオーバーホール。画像は抜き取ったバルブガイド。1番左のガイドはヘッドの温めがあまかったのか?下穴のアルミをかじっていました。

 

 

 

 

そのまま新たにガイドは打込めませんので真円修正をば。

 

 

 

 

ガイド焼き嵌めシートカットを飛ばし一気にここまで。

 

 

 

 

バルブ突き出し量ではなくセット調。

 

 

 

 

バルブ組み込みまでやる場合はスプリング圧も点検と。

以外と見落としがちになるスプリングですが、組み込みまでやる作業はここまで見ないとね。