GT750

 

この辺のオーバーサイズピストンが今でも手に入るSUZUKIはスゴイ。を通り越して頭が下がります。

 

 

次の世代にバトンタッチできるようウチも気を引き締めて仕事しないとね。

 

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HDショベル 和歌山 #3

 

1月2月3月と超が付く位バタバタでした。気づけば3月も終わりですね。
工場も今年は色々とやる事を控えてるので準備しておかないと。

 

続き。ラストです。

カムカバー内 カムブッシュ、ピニオンブッシュ入れ替え。

 

 

ただ入れ替えるのなら大した事は有りませんが、右ケース側と同芯に加工するって言うんだから大変です。
コレは専用治具か何かないと厳しいです。ウチはモチロン有ります。

 

 

したらば仮組み→測定→OKなら本組み。とクランクのエンドプレイを確認します。

 

 

カムを交換する為カムギアとピニオンギアのマッチングを確認。
カラーコードで各サイズ分けられていますが、もともとのマッチングが合ってません。
ピニオンギア側が磨耗しているのか?ギアのカラーコードと寸法が合わん。

 

 

オイルポンプはS&Sに交換。
新品ですが1度バラして点検バリ取り。問題なさそうなのを確認してから芯出し組み付け。
メインギアが指でクルクル負荷なく回るように。新品はペロペロですねぇ。

 

 

一気に此処まで。
そうそう。カムカバーガスケットの厚みが変わる為、 カムシャフトスラスト調整とブリーザーギアのスラスト調整もやってます。他にも細かく調整する所がありますがこの辺で。
あとはオーナーさんにバトンタッチです。

 

 

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HDショベル 和歌山 #2

 

前回の続き。

 

JIMS製3ホールタイプのクランクピン。
同じ品番の新品ですがキー溝の長さが違う。
そんなことも有るかと予備を常に在庫してます。

 

 

前回チラッと見えたクランクも完成。
コンロッドビッグエンドラッピングベアリング合わせ。フライホイールワッシャー入れ替えスラスト調整。
スモールエンドブッシュは今回使用するピンとドンピシャのクリアランスでしたのでそのまま。
スプロケ側0.02mm ピニオン側 0mm。 スプロケ側を0に追い込んでいくとピニオン側が振れ出しイタチごっこ。

 

 

さぁて、リクエストのクラック修理いきます。

 

 

アルゴン盛り。外巻き。

 

 

からの内巻き。

 

 

汎用機でもいいんですけど、いかんせん手間なのでマシニングで。ペロペロ〜。
製造時の加工工程を予想して基準位置、面を決めています。

 

 

ショベルはそこら中計測したデーターも有るし。悩む必要がない。

 

 

そのくらい場数踏んでます。

 

 

美しい。機械加工で仕上げるとやっぱ違う。
て仕上げは苦手。不器用で申し訳御座いません。

溶接作業依頼4月分は埋まりましたので作業依頼は受けられません悪しからず。

 

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HDショベル 和歌山

 

やっと着手できました。
腰下作業が部品待ちで止まったため腰上の点検へ。
ベアリングは1度入れ替えられているのか、ガタも良好でした。そしてタペットとタペットガイドのクリアランスも規定値内に収まっていたため洗浄して終了。

 

 

続いてロッカー周り。
現状のロッカーシャフトとブッシュのクリアランスは0.15mmから0.20mm。
規定値を越え摩耗が進んでいたため入れ替え。

 

 

ブッシュ圧入後専用リーマーで加工した後、ホーニング盤を使用してクリアランスまで研磨し合わせていきます。ロッカーシャフトとブッシュのクリアランスは0.03mmに。

 

 

元々シムレスでしたので1度はオーバーホールされてるようです。
スラスト調整も前者の調整がバッチリの為目玉のOリングを交換して終了。

 

 

今回ヘッドは触るつもりなかったのですが、カーボン付いたまま組み付けるのはちょっとね〜。という事で掃除してたら排気側はこんな感じになってました。ガイド割れてます。危ない危ない。

 

 

したらば入れ替えの準備。折角なので排気2本入れ替えます。
左 抜き取ったガイド。右 製作ガイド。
結構回すお客さんでしたので排気側てのも考慮してアルミ青銅で。

 

 

ガイド入れ替え後シートカットすり合わせ。バルブは4本リフェースしました。
うん。やっぱコレかなぁ!レーシングしてます!

 

 

どんどんいきます。バルブ突き出し量とセット調及びバルブスプリング圧の確認。
4箇所大きなバラ付きがないように組み合わせていきます。

 

 

ステムシールは市販されている1200用のバイトンタイプです。
と伝える予定だった画像ですけど全然分かりませんね。

 

 

そんな感じで借り乗せですが完成。
当初頼まれていたシリンダーのボーリング作業もできたので発送です。

 

続きます。

 

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HDパンヘッド 東京

 

パンヘッドもよく来ます。
シリンダーボーリング作業。

 

 

 

前回のブログにチラッと写っていました。
此方もトルクプレート掛けてボーリング、ホーニング。

 

 

仕上がったシリンダー内壁に寄って観ますと。
プツプツ泡みたいなのがありますが、リプロシリンダーは一皮剥くとこんな感じなんです。
あまり突っ込むと安物だから文句言うな。とチクリとやられそうです。

 

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HDショベル 長崎 #2

前回の続き。

 

シリンダーはスリーブを入れてスタンダードサイズで再生させます。
画像はスリーブを入れたところ。

 

 

ハーレー用に当社で製作しているターカロイ材 鋳鉄ライナー。
何度掘っても巣1つでません。JAPAN MADE。

 

 

特に作業指示がない場合でもハーレーのシリンダーボーリング作業は必ずトルクプレートを使用。
トルクプレート装着後最低1日はシリンダー内径を歪ませるため作業できません。
手間のかかるシリンダーです。

 

 
ボーリング加工からのホーニング加工。
油溜まりとオイル掻きに必要なクロスハッチを付けクリアランス調整します。

 

 

スリーブ打ち替え作業 F、Rボーリングホーニング込み 65000円+TAX。
高いか安いかは個人の価値観ですが其れなりの内容でやってます。

 

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HDショベル 長崎 #1

 

今日は暖かったですねぇ。静岡市内は日中20℃くらい?作業はしやすいです。

 

ショベルの腰上作業。
ガイド入れ替え後、シートリング製作。

 

 

ヘッドを温め先ほど製作したリングを焼き嵌めます。
ヘッドとの嵌め代はもちろん、突き出し量を幾つにするか寸法管理が大切です。

 

 

で、シートカット。
規定値まで追い込んで突き出し量を4箇所揃えます。

 

 

バルブをセットすると燃焼室に少しせり出す感じになりますね。
あくまで目安程度ですがリングにバルブが潜ってるようなヘッドは規定値量をオーバーしている事が多いです。

 

 

ステムシールを打ち込んで完成ですけど、1340に1200のステムシールを使えるようにガイドトップを加工するようにしました。
単純に部品注文するのが面倒なだけ。とも言う。

 

 

バルブはフェース研磨して再利用しましたので荒れていたステムエンドも研磨して納品です。

続きます。

 

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Z1 京都

 

冒頭から失礼します。従業員募集してます。詳細はお問い合わせ下さい。

カワサキ続きでZ1のヘッド。
画像はNEWガイドを入れ替えて当たりを見ているところです。
普段はこんな事滅多にしませんけど。

 

 

ガイド抜き取る前からこんな感じでしたから。
下穴の状態がどんなんだったか想像がつくでしょう(悲)
ガイド抜いてから険しい道のりが待っています。ペロペロとはいきません。

 

 

ガイド下穴を0.05mmから0.07mm拡大して真円に修正。オーバーサイズのバルブガイドを使用して対応しました。最後にヘッド下面を最小で研磨して無事に完成。

 

 
洗浄に使うブラシを当てるだけで傷が入ります。
そのくらい面粗を上げて研磨してます。
 

 

ミーティング中。

 

 

GPも終わりましたよぉ。
世間は3連休ですね。それではよい週末を。

 

KSR80

 

手の平サイズのかわいいシリンダー。
原付のエンジンはたま〜に、ほんとたま〜にボーリング依頼で触る程度。
今回はそのたま〜にの時がきました。(笑)

 

 

普段は自動のホーニングマシンを使用しますが、今回は手動の方で。
径が小さいのと単発なのでね。

 

 

さぁて、今週ももうひと頑張りです。

 

Z400FX 東京

 

預かっていたZ400FXの作業が完了しました。

 

 

バルブとガイドのガタは良好。バルブシート当たり面が荒れているのと当たり幅が広くなっていましたのでシートカット。
ビフォーアフターがないとイマイチ伝わり辛いです。

 

 

バルブステムの減りは良好。バルブフェースは異物噛み込みの為フェース研磨し再利用。
シートカットの当たり位置はノーマル仕様で。

 

 

純正廃盤。頼みのリプロは品切れ。さぁ如何しましょ?とオーナーさんに相談したら持ってましたよオーバーサイズ。
ということでシリンダーは無事にボーリングできました。

 

修理する部品がないのは国産メーカーばかり。海外メーカーはその点で国産より優秀です。
リプロ部品が飛ぶように売れている時代ですけど国産メーカーはどう見てるんでしょうか?