W1 新潟 #2

 

前回の続き。
部品が揃ったのでシリンダーの作業へ。
ピストンはSHIFTUP製0.25mmオーバーサイズを使用。

 

 

少し前のblogで製作したダミーヘッドを取り付けボーリング。
一晩寝かせシリンダー内径が完全に歪ん状態で真円に加工します。

 

 

ホーニングでクリアランス調整して完成。
W1では今回初の試みとなるダミーヘッドですが、結果。全体的な内径寸法は0.01mm~0.02mmと変形しました。

 

 

この結果の数字は見て見ぬ振りはできませんね。

ダミーヘッド込み作業工賃。
シリンダーボーリングホーニング 1基分 8500円×2

お客さんの拘りではなく。加工する自分の拘りですから通常作業工賃でやります。
職人は拘ってナンボですから。

 

W1 新潟 #1

 

年に数台来るか来ないかのW1。

 

 

ステムシールを取り付けられる様にガイド製作。バルブステム径は8mm。
画像は最終工程前です。これから内径に合わせて外径を同軸で加工仕上げします。

 

 

シートカット後。
リクエストのヘッド下面修正研磨も。

 

 

バルブは計測後再利用可能でしたので、フェース研磨とステムエンド研磨しました。
それとコッター溝にバリがかえっていましたので面取りを追加工。

 

 

使用するステムシールはトヨタ車の純正を流用します。
今回は2セット分用意しましたので当面の心配はいりません。

 

 

 

 

 

GSX

 

無茶苦茶寒いですね。午前中は工場の水道凍ってました。もう寒波とかキツイんですけど。雪が降らないだけマシですかね。

小刀の排気量アップで定番の流用ピストンを加工。
この手の作業は治具作るのが仕事ですね。

 

 

ビカっと如何にも的に加工するつもりだったけど、まぁこんな感じ。
ピンハイトは4個ともビシビシに揃えてますからお手柔らかに。

 

 

してシリンダーボーリング。4.0mmアップです。(汗)
一気にゴリゴリやってもいいんですけど鋳物は寸法変化が大きいので。地味にいきます。

 

 

ふぅー。完成です。

 

 
一応ですが競技用とだけ言っておきます。
大人の事情で最近つつかれちゃって。まあ、加工屋の自分には全然関係ナイ話なのでいいんですけど。

 

無題

 

今日は工場大扉の内側にシャッターを取り付ける工事。
防犯面よりか、漢のそれは壮大な浪漫をカタチにしていく第一歩。

 

 

朝から始まって夕方17時過ぎには完成。
横幅4m、高さ3m。1日で工事終わるんですね。はやっ!

 

 

機械やら工場設備を新調するとよく言われるのが、儲かってるね。です。
一言言わせてもらうと人の倍働いて、借金して、給料突っ込んでるだけです。
独立した当初から描いてる今までの3Kの町工場のイメージを壊したい。作業者の作業環境を充実させて目の前の仕事だけに集中できるようにしたい。 いちいち気になると鬱陶しいですから。

 

さあ、本日もテッペンまだいきましょうか。

 

HD ショベル 熊本

 

日曜日は新潟から業者さんが挨拶に廻って来てくれておみやまで頂いちゃいました。
最近は紹介ツテで新規の業者さんと知り合う機会が増え、ほんとありがたいこと続きです。

 

週末恒例 特殊作業。
ハーレークランクケースの泣き所というか此処がダメだとケースごと交換となるベアリングレース鋳込み部の修理。
画像はケースを温めるとガタが出るという鋳込み部を削り落としたところです。
あまり見る機会がないかと思いますが前期と後期では此処の作りが違います。

 

 

テーパーベアリングストッパ部Cリング溝の中に更にオイル溝を増し切り。
ベアリングにオイルを供給するオイルラインの孔を1箇所はCリング内にオイル孔が来るよう修正しました。 修正前のオイル孔はベアリングレースで塞がれる状態の位置に来ていたので加工前のオイル焼けにも納得がいきます。

 

 

うまく機能してくれれば苦労が報われる。そんな加工修理です。
本日発送。ありがとうございました。

 

CB400F 山梨

 

久々のボアアップ依頼。
ヨシムラKITで450仕様。

 

 

 

 

3.50mm拡大するとスカート部の面取りは無くなる為新たに加工します。
スリーブ厚の関係でコレが精一杯。

 

 

仕上げのホーニング。

 

 

今週はなんやかんやと作りモノで手が空きませんでした。(汗)
ごっそり溜まってるシリンダー作業を来週から進めて行きます。

 

GS400

 

此処数年でGSのエンジンに手を入れる人が増えてきましたね。

画像は旧ガイドと追加工済みの新品ガイド。スズキのバルブガイドは新品でオーバーサイズになっていますのでヘッド側の下孔径に合わせてガイド外径を加工しないとそのままでは打ち込めません。

 

 

最近は端折ってブログにあげてませんがガイド焼き嵌め後のレッドチェック。
ガイド入れ替えしたヘッドは全てコレで確認しています。たまーにクラックなんか見つけちゃう時もあるので。

 

 

してシートカット。
バルブはステムの減りも良好でしたのでリフェースしました。
当たり幅は0.8mm。

 

 

で、お決まりのカムホルダーネジ修理。
ヘリサート入っていましたが加工が雑で全然トルクかかりまテン。
ノックピン孔もちゃんと芯とってないのでドリルでバカになってるし…。これだとノックピンの意味ないんですけど。

 

 

そんな時は弊社特製ネジスリーブの出番。
ノックピンが使えるようにカムホルダーから正確に芯出し加工しています。
結構加工的にギリギリなので気を使います。

 

 

完成〜。

ありがとうございました。

 

HD PAN 徳島 #2

週末の特殊加工。

 

昨年末から引き続き作業を進めていました。
左右クランクケースメインベアリングレース抜き取り。

 

 

本組みと同じトルク値でケースボルト締め付けてメインベアリングレース下孔の曲がりを測定。
前回はレース内径でラインの曲がり測定をしまして結果0.2mmとなりましたので今回はレース下孔という流れ。

 

 

結果。
ケース横方向でのズレは100分代ですが、縦方向は0.13mm(1000分代は繰上げ)。
0.10mm以上は修正かけないとマズイですよね。ここから洋々な加工修正でケースラインをだしていきます。ケース加工後は新品レースを使用して内径を仕上げていくためまだまだかかりそうです。

 

 

 

 

 

治具

 

週末の特殊作業。
今年は今までモヤモヤしていた部分に力を入れていく。と決めていますので、取り敢えず明けまして1発目のダミーヘッド製作です。

 

 

 

 

 

 

うん。スッキリです。
これで気持ちよく加工できます。後は週明けに頼んでいるボルト類が来てからのお楽しみですね。
さあどのくらい変わるだろうか?

LJ50 愛知

 

今日は寒い。今年は去年と比べると明らかに寒いです。それでも雪は降りませんけど。

年々加工依頼が増えてきてる軽自動車のエンジン。その中で2サイクルはウチ結構やってるんです。

画像はブロック上面修正研磨かけて水穴と繋がってますよ的なところ。

 

 

完成。
研磨量は0.05mm。

 

 

ヘッドの方は0.12mm。

これでバッチリですね。