GS400 福岡 #last

 

時間一杯使わせてもらい 慣らし総距離400km。日中はとても走れるような気温ではないですね。アイドリング状態も含めると+50km程かなあ。あとはオーナーさんに。ね。

ボアを450に上げたのでキャブのメインジェットは#112から#120に変更。(取り敢えず慣らし用)
の前に、フロートチャンバーのネジがボルトナット仕様。コレだとイチイチキャブ外さないとジェット交換が出来ないのでちゃんとヘリサート修理してボルトオン仕様に。こっちが正解ですから。

あ、ウチ内燃機屋ですからね。

 

 

 

 

んで、点火時期合わせようとしたらポイントの動きがオカシイ。普通じゃないんですよ。よく観察するとガバナを逆組みしてイグニッションへ行く配線も逆組してあった。何それ?どうしたいの?って感じですよねー。ちゃんと直しておきました。

因みにウチ内燃機です。

 

 

 

したらばキャブの同調を。取りに来てもらいました。笑
個人的に、個人的にですよ?負圧計とか油圧計って目安程度にしかアテにしてませんからあまり神経質になってもねー。
だって昔はゲージなんて持っている方が珍しかったし、必ずと言っていいほどキャブ調なら任せろ的な先輩が何処かしらに居ましたしね。笑
ただどうしてHONDAゲージはやってます感がでますね。ハッタリで欲しいです。笑

もう一回。ウチ内燃機屋です。

 

 

 

 

コールドスタートの動画。
慣らし中なので濃い目に振ってるのもあり、ちょっとモサっとしてますが取り敢えず完成です。

はい。エンジン組バラしから加工までやってます。出来ればエンジン単体がいいです。

 

 

indian chief 長野

 

今日は台風の影響を考えて工場外の片付けと預かりの慣らしして早上がりです。

 

今日はお初となるオートバイメーカー インディアンです。
バルブ回りのリフレッシュとボーリング加工、ヘッド下面の歪みチェックです。

 

 

 

 

とぼけた顔してますけどねえ。
結構大変よ。貴方。

 

 

 

 

バルブガイドは市販でなさそうな為製作しました。
ツバ径が加工屋泣かせです。汗

 

 

 

 

シートカットで使用するツールは、ハーレーのモノで対応出来なかったので海外取り寄せ。
その間にトルクプレートを製作しておいて段取りよくこなさないとね。

 

 

 

 

後日。と言っても3週間位。汗 ツールが整ったのでシートカット。

ピストンの方が早かったのでボーリング済みです。

 

 

 

 

サイドバルブはオイル下がりがありませんから。何時もより気持ち楽かなあ?。
シートカット 当たり幅1.2mm。

 

 

 

 

バルブは再利用してフェース研磨しました。

 

 

 

 

ピストンクリアランス然りバルブとガイドのクリアランスって結構悩みますね。
ハーレーのULあたりのデーターでイイかなぁ? 同じサイドバルブならイイべ?

 

 

 

 

快調に動いてくれる事を祈って本日発送。
お待たせしました。

 

 

求人募集

 

新人君が辞める事になりました。
辞める理由は人それぞれあると思いますが、やりたい仕事が見つかったみたいです…。
この3ヶ月弱何だったんだろ…。トホホ。

仕事を教えるってホント大変です。日中は付きっきりなので夜なべして仕事進めなきゃいけないし。
失敗しないと覚えないような作業もあるのでそれは自分がフォローしたりね。言い出したらキリない。
正直年内は1人でイイかなと思ってましたが、仕事量が完全にキャパオーバーの為求人を出すことにしました。

 

出来れば機械加工経験者が望ましいですが、未経験者でも手取り足取り1から丁寧に教えます。

就業時間 9時〜18時 昼休憩1時間 それと10時、15時 一服有り。 それ以外個々に休憩取る感じで結構自由です。

残業の平均は1日1時間から2時間。 週だと6時間から10時間程度有ります。一緒にてっぺんまで仕事したい人は夕飯支給。

基本的に土日祝休み。 仕事したい人は土曜出勤も可能。

夏季冬季休暇たっぷり有ります。(自分で決めれます。) 仕事したい人は出勤も可能。

3ヶ月の試用期間があります。試用期間中は日当7000円 昼食支給。

仕事内容次第でどんどん昇給させます。てか、してほしいです。じゃなきゃ職人やる意味無いです。

県外の方でもやる気があれば大丈夫です。サポートします。

ざっとですがこんな感じかなぁ。周りからは自由すぎ。と言われるけどどうだろうか?
あまりカリカリ仕事するのも好きじゃないし。でもやる時はやる。って感じ?

 

取り敢えずハロワいこ。

 

HDショベル

 

少し前にblogで紹介したゴイスーなヘッドの作業。
支給品のバルブガイドを新品のバルブに合わせ外径と内径を仕上げます。

 

 

 

 

んで焼き嵌め。
そうそう、このヘッドビレッドなんですよね。ウチは普段ハイチューンエンジンなんてのは扱いませんから 笑
アルミ鋳造ヘッドと削り出しヘッドでは熱膨張率も違いますから正直作業は手探りな感じ。

 

 

 

 

ポート内から覗き込んだこの感じがね。いいです。

 

 

 

 

さぁて、いくわよー。

 

 

 

 

 

 

シートリング製作。

 

 

 

 

してシートカット。
バルブの突き出し量は、使用するカムリフト量に合わせたバルブセット長になるように。且つ、バルブがリフトした時ステムシールがスプリングアッパーカバーにヒットしないよう緻密に計算された寸法をオーナーさんに指定されてます。汗

 

 

 

 

最後にバルブスプリングセット圧をどうするか?色々吟味しました。

 

 

 

 

デコンプなんか付いちゃってるしどうなるんでしょうか?ワクワクが止まりませんね。

 

 

GS400 福岡 #5

 

マグネットローターって中々外れてくれませんよね?
勘合がキツイキツイ!壊れちゃうんじゃないかといつも思います。

 

 

 

 

ステーターコイル マグネットローターは新品交換と言われてますので、気持ち的には楽かなあ。

 

 

 

 

この辺の部品は旧ローターから取り外して再利用します。

 

 

 

 

カムチェーン カムチェーンガイド テンショナーは新品に。
エンジンバラした時は全くテンショナーが仕事してなくて驚きましたが汗 これで安心です。

バルタイは味付け無しでノーマル組。

 

 

 

 

今はアイドリング状態でのブレイクインも終わり本日から路上デビューしました。
シェイクダウンと言った方がカックイイですかねー。笑
キャブはもう一声ですが、今の所順調です。次回は動画でいけるかなあ。

 

 

HD アイアンショベル 福島

 

暑い!って1日何回言ってるかなぁ? 数えた事ないや。そんな3連休は珍しく来客多数でした。

 

アイアンショベルのバルブ周り作業依頼。

ガタが多く磨耗しているバルブガイドを入れ替えました。
ガイド入れ替え後はシートカットですが、以前に何度かシートカットされていてバルブ突き出し量が規定値を越えていましたのでシートリングを入れ替えます。スポーツタイプのショベルは元々シートリングは入っていないのでシートリング下孔の座繰り加工、シートリング製作で対応します。

 

 

 

 

してシートカット。
バルブ突き出し量が規定値になればバルブスプリングのセット長は自ずと揃います。

 

 

 

 

バルブガイドトップはステムシールを使用しないのでテーパー形状にしてオイル切りしやすいように。
ガイドとバルブのクリアランスはその後に影響しますのであまり多く取りません。

 

 

 

 

 

 

3連休にオーナーさんが福島から来店。少しバタついてましたが何とか無事に納品。
おみやも頂きありがとうございました。

 

 

GS400 福岡 #4

 

預かりGS400腰下周りまとめ。

ミッション周りをマニュアルに沿って作業していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

クラッチプッシュロッドは純正品でとれなかったので、outlineさんから出てます強化品に交換。
そう。たまに間違えられるんですよ…。ウチは静岡の内燃機屋ですからね。

 

 

 

 

替えられるベアリングとオイルシールは全て純正部品で交換。

 

 

 

 

クラッチ周り。
元々組まれていた状態だと1枚だけ少し厚いスチールプレートの位置が違っていたので正規の取付位置に組付け。
クラッチ盤もオーナーさんに頼まれていたので新品にしました。

 

 

 

 

シリンダーまで載っかる。
450ボアなのでヘッドガスケットはワイセコ製。
カムチェーン カムチェーンガイドとも交換しました。

 

 

GS400 福岡 #3

 

白煙を吐いているのを確認していますのでバルブガイドを入れ替えます。
画像は加工が完了したとこ。GSのバルブガイドは新品でオーバーサイズとなっているのでそのまま使用できません。
あとよく勘違いされるので書いておきますが、ヘッド側を加工するのではなく、バルブガイドの外径を加工します。

 

 

 

 

で、シートカット擦り合わせまで一気に完成。
バルブはフェース研磨とステムエンドの研磨を。

 

 

 

 

何だか順序が逆じゃないかと突っ込まれそうですけど…。
カムシャフトジャーナルとヘッド側ハウジングの計測確認。GSはここがダメなの多いですよね。油圧が元々低いのとオイルポンプがヘタってるってのもおるのかなぁと。
ハウジング内は線傷アリでちょっと雲行きが怪しい感じでしたが、計測するとクリアランスは0.05mm〜0.07mm。とまずまずでした。マニュアル値では使用に問題ないレベルなのでそのままいきます。

 

 

 

 

カムシャフトジャーナルとカム山は寸法が変わらないくらいにラッピング。

 

 

 

 

仮組。
カムホルダーキャップを規定トルクで締めてカムシャフトが抵抗なくクルクル回るのを確認。
まぁ計測してるので問題ないのは分かってますが、手で確認しないとなんかしっくりこないので。
あとキャップボルトは全て新品にしました。伸びたボルトだとヌルンってきますから。笑

 

 

 

 

前期ヘッドに後期カム?後期ヘッドに前期カム?どちらかがシム調整しないといけなかったのですが、忘れたのでダイヤル当てて確認。現状そのままで問題ないのを確認して、後はタペットシムの調整ですね。

 

また作業が進みましたらアップします。

HDショベル

 

凄いの来ました。アルミの塊から削り出しのビレッドヘッドです。
こういうのは趣味関係なくついつい見入ってしまいますね。フルマシニング加工です。

 

 

 

 

燃焼室 、マニの取り付けなんかはEVOになってる。
ポートに至っては入り口から燃焼室まで全てマシニング。5軸でグリングリン回して削るんでしょうけど、もうわけわからん動きなんでしょうね〜。きっと。

 

 

 

 

いや〜カッコイイです!ご馳走様でした!ウチだとアレなんで持って帰って下さい。
とはいかないんですねー。汗

 

 

日産 L18

 

なかなかヘビーだったへッドとブロックの洗浄が完了したので加工へ。

 

 

 

 

いや〜懐かしい。ターンフロー(カウンターフローともいう) にハート型燃焼室。お久しぶりっス 笑
ちょっと吸気側のバルブシートが…ですが今回はナシな方向でいきます。

 

 

 

 

面研磨は最小限で0.15mm。
結構歪んでましたね。

 

 

 

 

続いてシリンダーブロック。
L28ノーマルピストンとコンロッドを使用します。中古ね。
L14からL18 L型6気筒のブロック長は207.9mm。
ピンハイト L型ノーマルピストン全て共通 38.1mm。
L28とL18コンロッド芯間距離は130.4mm。
なーのーで、L16/85mmにL28/86mmのノーマルピストンとノーマルコンロッドがポン付けできます。

 

 

 

 

ボーリング加工とブロック上面修正研磨完了。
研磨量 0.13mm。

放置された形跡のあるブロックでしたので水穴を入念に洗浄後、真っ黒なブロックも従業員君が頑張って洗浄してくれました。出来ればメクラ蓋を取って洗浄したいんですがそれはそれです。

 

 

 

 

ありがとうございました。