K6 新潟

 

スズキのエンジン依頼が増えましたね。それだけ人気なんですよ。若い子達がこの辺をベースに遊んでいるのをSNSで楽しませてもらっています。え?ウチの社用車のエブリ?この間ヘッドガス抜けましたけどナニカ?

 

 

はい。コレね。お手本の様なバルブ擦り合わせです。擦り合わせっていったらこの位気合入れてやらないと。
ただね、バルブシートの状態にもよるけど限度ってのがありますよ。で、バキューム掛けて密着を確認してみましたけどある位置ならバルブがちゃんと密着しているけどクルッと位置を変えると密着がかなり弱くなる。そうコレはね、擦り合わせし過ぎてバルブの当たり面が片減りした状態なんです。

 

 

何事にも限度がありますから。気をつけましょう。
って事でシートカット。当たり幅は1.0mm。ターボ車は元々広いですけど広過ぎはダメ。

 

 

ヘッド下面の歪はそこまで酷くないですねー。
K6はブロックの方が弱いですから。スリーブ落ちするんですよ。ったく!エブリターボ気に入ってたのにー!

 

 

はい。完成ー。

この位の大きさだと仕事し易くていいですね。

 

 

そうそう。ピンボケしちゃいましたけど、一応擦り合わせてますよ。それとバキュームチェックしてるので大丈夫っす。

 

LJ50

 

LJ50のボーリング作業が完了。
0.5mmと1.0mmのo/sピストンに合わせました。

 

 

 

 

まだまだありますね…。今週はムリ。
ブロックはワイヤー当てて錆落としまで完了。(触れる程度しかやらないよ)

 

 

月が代わったらこっちも進めますかー。
残り半分はまだ浴槽にドブ漬け中。洗いが大変なのよ。

 

無題

 

あー、もう月末です。求人募集出すの今の今まで忘れていました。何とか間に合わせよう。

画像はいつかのシリンダーライナーズッコケ。ホーニング中に動きました。突然動くので結構ビビリます。

 

HDショベル 埼玉

 

今日さぶ。と思ったら10月もそろそろ終わりなんですね。はやいなぁ。

 

前回の続き。ショベルクランクシャフト組立て。
フライホイールを片側ずつ組んで確認しながら進めます。レフト側スプロケシャフトナットは540nmであのかかりの浅いナットを締め上げるのですが、そこだけ従業員に手伝ってもらいました。1人でもギリいけるんですけど、以前ズッコケてその反動でえらい目に遭ったんで。

 

 

軽く組んで芯振れチェック。この段階である程度クランクのクセ(性格の良し悪し)が判断できます。

今回以外と良さげ。

 

 

コンロッドサイドのクリアランス確認。ギリ規定値内の0.6mm。

 

 

コンロッドビッグエンドのベアリングクリアランスがキツかったり緩かったりを確認するにF側コンロッドの横ガタでも確認出来ます。

 

 

0.02mm以内には入りました。いや、入れました。
しつこくやればも少しでたかも。

 

そうそう。すっかり忘れてました。ライト側ケースのメインベアリングレースです。
長期放置なのかベアリングの跡が錆ています。元々のベアリングクリアランスは0.06mmと結構ガバいので此方もo/sベアリングに交換します。

 

こんなんから。

 

 

こうです。

ついでじゃないけどクリアランス調整も兼ねてつつ、錆取りつつ、ベアリングレース内径の芯円修正。左右クランクケースのラインが崩れないように色々工夫してやってます。

 

 

レフト側TIMKENベアリングを組んでクランクシャフトをクランクケースに引き込んでおきます。ライト側はo/sベアリングで仮組み。左右芯を出しながらクランクケースを組み付けます。何それ?って思うかもしれないけど、位置決めのボルト穴が少し緩い場合によくやっています。

 

 

左右クランクケースを本組した状態でピニオンシャフトの振れチェック。
中々もってゼロは厳しいです。ゼロで組める人いるのかなぁ?

 

 

ウチでの作業はここまで。でだ。バランス取り作業した場合こんな感じの各重量のデーターも付きます。ピストン交換時に役に立ってくれますからね。

 

HDショベル 埼玉 

 

ここ1週間で結構な量のお仕事と部品待ちしていた作業が動いたりで少し間が空いてしまいましたが、ショベルクランクシャフト作業の続き。

コンロッドビッグエンドレースベアリングを.0002インチo/sに交換。若干キツめなのでベアリングレース内径をホーニングしてクリアランス調整。

 

 

若干残っている部分がありますが寸法はいいのでOK。

 

 

バランス取り作業の重量計測。
なかでもコンロッドの小端部と大端部の計測はシビア。色々やり方はありますが何回計っても同じ重量になることが肝心です。計測する位置が少しズレるだけで重量が変化するので何回か繰り返して作業します。

 

 

各部計測が終わったらバランスウェイトを取り付けて現状のバランスを確認。
ここで厄介なのがフライホイール左右でバランスファクターが違う事。どっちかに合わせると片方が穴だらけになってしまう。それは避けたいので平均の所でなるべく60%から65%に入るようにしています。今回は左右の差が開き過ぎていたので58%で取ります。

 

 

あー。こっからが長いんだよー。
1日で終わる事ほぼ無いので。

 

 

苦労した。というか少し遠回りしたピニオン側を張り付けておきます。元々のバランス穴はネジ切って埋めてなるべく穴数を減らそうと努力しましたが。やっぱセンス。センスですよ。でもまあいい感じになったと思います。

 

 

バランス取りでフライホイールの重量が気になるという方はトレッドの極圧フライホイールでバランス取るのもアリ。
次はバランス取りです。

 

HD ショベル 埼玉

 

今日は土曜日ですが自分は休出。少し暇になったので自分のでもやろかと準備しましたが、このタイミングでバタバタ入って来て一気にパンパン。工場内に車輌入れようか迷いましたが入れなくて正解でした。自分のはも少し先かな。

 

ショベルの腰下作業。
主な作業はクランクシャフトOHとバランス取り。この状態なので先ずは分解から。組立てホヤホヤなのがちょっと?ですが気にせず各部チェックしていきます。

 

 

分解前の振れ スプロケ0.1mm。ピニオン0mm。
TIMKENベアリングは交換済みですね。コンロッドの横ガタが少し多い感じなのでクランクシャフトは分解されてないかもです。

 

 

ホイと。分解。
スプロケシャフトは2人でやると楽チンです。1人じゃきちいっス。
インパクトでもいいけどナット潰すからウチはここには使わない。

 

 

コンロッドサイドスラストワッシャーの状態は珍しく良好。このままいけます。

 

 

スプロケシャフト曲がり計測。全く振れなく良好。
ってなると芯出しは苦労するパターンですかね?

 

 

ピニオンシャフトはこんな感じで計測します。
ダイヤルゲージの針の位置に注目。0基準で針が振れている向きが左右違うでしょ〜。これ曲がってます。て事はあっちも見ないとダメですね。

 

 

コンロッド周りを計測。
横ガタが少し多かったのはクランクピンとのクリアランスが0.045mmだったから。ダメじゃないんですけど少し多い感じ。

 

 

コンロッドスモールエンドブッシュは入れ替え済み。内径仕上げがちょっとオシイ感じですが寸法はok。

 

 

コンロッドビッグエンドベアリングレース内径は剥離もなくほぼ真円なので.001インチo/sベアリング交換でシャッキとしますよ。

 

 

クランクピン。黒ずみを除き寸法はOK。軽くラッピングして再使用出来そう。

次はバランス取りです。時間掛かるなぁ。