BSA 441 長野

 

皆んな考える事は一緒で、大型連休前は結構混み合うのが何時ものパターンなんですが今年はそうでもないみたい。
年明けからひたすら忙しかった加工作業もこれでひと段落付きます。 来週は取り敢えず重いヤツを片っ端からやっつけます。

 

情報が少なく手探り状態からスタートしたシリンダーの作業が完成しました。
圧入なのか鋳込みなのか?少し不安だったので薄皮状態のライナーは削り取りバレルを拡大ボーリング。
使用するピストン径に合わせライナー肉厚は最低限確保出来るようにしました。

 

 

シリンダーライナーは完全1品製作。
ヘッド側の凸凹に合わせるには結構面倒くさい形状になりまして。

 

 

それでも無事にボーリングホーニングまで完成。

 

 

この辺凝ってるでしょ?
色々と考えた結果。1番手間の掛かる方向で進めました。自分は普段どうするか迷った時には、必ず手間のかかる方を選択します。なぜかは単純でやり直しするのが面倒だから笑

 

 

リューターで適当に削られていたコンロッドの逃げは後加工。
当初ワザとオフセットさせているかと思うくらい変な位置にあった逃げですが、そこはないよな〜。てな感じだったのでプッシュロッドの取付スタッド孔を基準に平行出し。
新人君がベソかきながら機械にセットしたのを鼻歌気分でサクッと自分が加工しまして。

 

 

純正がどんな形状なのか分からないのでアレですが多分いいとこでしょう。
うーん疲れたぞ! あれ?自分はそんな疲れる事してないようなぁ?