隣町のハーレーショップ様からの依頼で、メインドライブギアの内径をメインシャフトに合わす加工の紹介です。
普段は、ボーリング、面研、の加工内容ばかりなので、ブログを見ていて飽き飽きしてる方なんかは新鮮に感じるのではないでしょうか。
では、いってみましょう。
こちらが今回使用するアンドリュース製のメインシャフト。
このメーカーってハーレー業界では有名ですよね。
どんなもんかと、シャフトの寸法を測ってみたり、曲がりチェックしたりしましたが、結果は、優秀でした。
もちろん新品です。うん。いい作りしてます。
遊びもほどほどにして、メインギアの内径を測定してから、メインシャフトの外径+クリアランスの寸法にボーリングしていきます。 この時、ホーニングの取り代も考慮して加工を進めます。
芯出し後、旋盤でボーリングです。リーマでの加工だと、穴が曲がる可能生があるので当社では、条件が揃うときだけリーマを使用しますが、今のところ精度がいる穴は、ほとんどボーリングしています。
まぁ、屋号に”ターナー”って謳っているんでね。
はい。各シャフトに合わせてホーニング後、クリアランスチェックして完成です。
ショベルのサービスマニュアルを見たことがある方ならわかると思うのですが、この辺のクリアランスなんかまったく載ってないんですよね。なので、ショップによって組みあがるエンジンの精度が変わってきてしまうのが、怖いところです。
今回は、どのくらいクリアランスとっているか?フルフローとだけ言っておきます。
オイルをシャフトにべったり塗って、ギアを差し込むと、ヌルン、ヌルン、と負荷なくスムーズに動けばOK。