CBX400F ヘッドオーバーホール

年内に仕上げるエンジンの加工に追われ、少しばかりブログをさぼっておりました。
なんとか目処がつきそうになったので、ゆっくりとブログアップしていきたいと思います。
Z1000MKⅡがピストン待ちのため、ボーリングの加工依頼できたF6、K6、からやっつけていきます。
こちらは、F6Aで65πから68πの3ミリアップ。
3ミリは意外に時間かかるんですよね。
ありがとうございました。

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で、こっちがK6、0.5ミリの68.5π。
ジムニー、カプチは、静岡ほんとに多いです。
なので、加工依頼もF6が大半を締めています。(笑)

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そして、業者様からCBXの依頼です。
このバイクは、私が10代の頃一番欲しかったバイクです。
う~ん。これぞホンダといった造りのエンジンでカッコイイです。

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大分、オイル管理が悪かったようなので、測定に入る前にグツグツと煮てキレイにしておきます。

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バルブシートの当り面もかなり荒れているためシートカットが必要ですね。
いい圧縮を得るには、ここは重要になります。

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続いてバルブです。IN、EXともにカーボン咬みこみ、腐食、によりフェース面が荒れています。
新品のバルブが、インテークしか純正ででないため、状態のいいバルブはフェース研磨にて再使用します。
ステムの減りや、虫食いなんかをチェックすると使えるのが数本と、厳しい状態ですが、業者様のほうで何機かヘッドを頂いたためそちらから使えるバルブを拝借する事にしました。
いや~、純正、社外ともバルブがでない、バルブガイドも生産中止となると、CBXのオーバーホールもこれから厳しくなってきますね。いいバイクなのに残念です。まあ、ガイドは作ればいいんですけどね。

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今日は、サボった分長いですよ。
はい。バルブフェースの研磨です。
目で曲がっているのが確認できないものでも、こいつで咥えると、偏芯するため、曲がっているのかすぐにわかります。
荒れたフェース面が研磨でキレイに甦ります。

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ヘッドのお掃除が終わり、バルブの突き出し量を測定したり、ガイドとのクリアランス見たりと、色々とやってからバルブシートカットです。
バルブガイドのクリアランスも良好のため、ガイド入れ替えなしでシートカットです。
これなら圧縮も間違いないでしょ。

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あとは、最小面研でフィニッシュです。
仕上がったらバイクを見せて頂けるのでまた動画でも撮ろうかとたくらんでおります。

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