GS400

 

 

 

エンジン組立作業が続いたので久々加工ネタ。
ここ数年で作業依頼が増えたGS400。シリンダーブロックはダントツで400改450仕様の作業が多いですね。
ピストンと言えば以前はワイセコしか選択肢がありませんでしたが、最近は流用ピストンを使用する事も増えてきました。

 

 

左から定番ワイセコ69mm 純正流用69mm 純正流用o/s70mm。
GS400はGS750とピストンが共通ですが69mmの設定はないのでおそらく別の車種から流用していると思われます。

 

 

ピンハイトはワイセコがもっとも高く流用は共に同一。
目方で1.0mmほどありましたから実測はもう少し低くなるかな。

 

 

ノーマルシリンダーで拡大できる最大ボア径は69mmまでですが、ウチのオリジナルシリンダーライナーを使用すれば70mmはギリギリいけます。気になる排気量はボア径が70mm、ストロークは60mmですから計算すると460になります。

排気量=ボア半径X半径X3.14XストロークX気筒数

 

 

ケースボーリングありきならもう少しライナーを厚くしたのを作ればいいでしょう。

 

 

肩肉1.5mmは無事確保。
オリジナルシリンダーライナーの在庫もだいぶ減りました。
在庫終了後次は8月か9月になりそうです。