CBX400F バルブシートカット&ネジ山修理

日曜日もやっている内燃機屋ってなかなかないですよね。そろそろ定休日を設けようか考え中です。
個人のお客様にうまく利用してもらえるように平日休みのほうがいいかな?

だいぶ画像のほうが溜っているので、なるべくブログアップをさぼらずやっていきます。
業者様から頂きました、CBX400Fヘッドのリフレッシュ依頼です。
バルブガイドのガタはなく良好なため、バルブシートのみ修正です。HONDAのエンジンは燃焼室の形状の関係で加工しずらいですが、
CBX用にシートカッターのパイロットやら刃物なんかを加工して作業しています。

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そして、加工の順番と画像のアップの順番が逆になってしまいましたが、カムキャップホルダーのネジ穴を修正していきます。
マジックで赤い印がついている二か所がばか穴になっています。これをヘリサートで修理していくのですが。

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深穴のため通常のヘリサートタップでは、加工できません。
こんな特殊なロングタップを使用していきます。
うーん。年に何回活躍するのかな?ってくらい使用頻度は少ないです。

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そして無事完成。
深穴のためヘリサートが見えませんが、2Dのヘリサートを入れておきました。通常は1.5Dですが、ボルトのネジの長さから1.5Dでは、ちと、頼りないですよね。非常に神経質な部分でもあるのでしっかりと修理しないとトラブってからでは遅いです。

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ヘッド面も今回はノータッチです。
生産時の加工目が残っています。一度も面研されていない証拠ですね。
引き目が粗いのは、面粗度より生産効率を上げるためかな、なんて考えて納品です。
ありがとうございました。

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