L20 #2

 

車体で預かったのがGW前だから4月後半でしたね。もうそんな経つんだ。塗装も帰ってきたので優先的に作業進めます。

 

 

そうそう。エンジンが降りた車体はマフラーの引き直しとエンジンマウントの傘上げに別の仮ブロックとヘッドを載せてしばらくお別れしてたんです。んで帰って来ました。手伝ってくれた皆さんに感謝ですねー。

 

 

ハイー。一気に。ね。こんな感じ。折れていたヘッドボルトは無事に摘出。画像で確認して下さい。
ピストンは補修用のo/sが無いのでL24のOEMを使用して83mmに。眠っていた期間が長く腐食もあるのでブロック上面をフロントカバーと共に修正面研。リング合口の隙間を確認。海外製なのでドツボにハマらないよう、よーく確認しておきます。

 

 

ピストン、リングのバリ取り作業してノーマルと同じ圧入式。コンロッドはL28ノーマルを使用。

 

 

腰下に比べ程度の良かったヘッド。バルブガイドは入れ替えずシートカットと下面の修正研磨。
外観はウェットブラスト仕上げでキレイになってます。(メディアの掃除がうんざりする位大変だけど)

 

 

L20ヘッドはE30とY70に別れるけど、E30も2種類存在するんですね。これはインジェクションヘッドと同じ燃焼室が広いタイプ。キャブポートなんですけどねえ。

 

 

まあアレです。計測、計測、計測、です。

 

 

どんなエンジンでもそうなんですけど、実際の作業の6割は洗浄と計測です。

 

 

従業員さんにも徹底して計測させてマス。

 

 

古いタイプのノーマルカム。付いていたのは青。輸出用の通称ブルーカムではなくAカム。輸出用はCだったかな。カム山の状態があまり良くなかったのでストックの赤の方に交換。

 

 

曲がりの計測。使えマス。

 

 

クランクシャフトの通称ケツブッシュを抜き取り。

 

 

新品に交換。
別にプレスじゃなくても真っ直ぐ打ち込めればいいと思います。

 

 

バルブスプリングも計測。やっぱ見ちゃうとダメだなー。でも見ない方がもっとダメだな。うん。
交換ですー。