もう週末ですね。今週はなんだかバタバタしてて、夜中まで加工したりと時間に追われまくりでした。(汗)
車両預かりの部品の発注をしたかったので、自動車整備振興会?に、整備書のコピーを頂きたいと頼んだところ、認証がなければみせれません。の一点ばり。
うちは、内燃機屋だから認証なんて関係ないでしょ。っと言っても聞き入れてもらえず、結局、後輩にあたるメカニックにお願いして整備書を手配してもらい、加工するための基準値やら、交換しなければならない部品の手配なんかを済ませました。
同業なのになんだかわけわからない世の中になってきましたね。シビレちゃうよな~。
では、前回シリンダーヘッド降ろしたTOPPOの続きです。
降ろしたてはゲロゲロですね。実走14万キロオーバーです。こんなもんなのかな?
燃焼室及びポート内はカーボンがビッシリ。もちろんバルブも雪が積もったようにこびりついています。
そして、ぐつぐつ煮たり、シコシコしたりで完成。
いいんじゃないでしょうか?
加工に入る前に各寸法をチェックしていきます。バルブガイドとバルブとのクリアランスも良好なため、ガイドは入れ替えをせずにシートカットと面研でいこうと思います。
そしてシートカット。当り面はさほど悪くはなかったのですが、いかんせんベタ当りのためカットです。
やっぱこうでしょ。
IN、EX共に当り幅1.0mmで仕上げました.
整備書では、0,9mm~1,3mmの指示があります。カット前は、1.5mm以上ありましたので許容範囲を超えています。
整備書にそって加工するのもおもしろいですね。
擦り合わせを行い、ヘッド面研に移ります。オーナーが気になっていた圧縮ですが、おもな原因はここではないかな?
ヘッド面に歪みというよりは腐食ですね。水が回っているので、ここは最小面研で修正していきます。
最小面研後。
面研量は0,06mmです。整備書では、研削限度値が0,2mmまでokとなっているので問題ないでしょう。
うん。何回やっても気持ちいいです。
あとは、ラッシュアジャスタのエア抜きと、カムの点検して問題なければ楽しいエンジンの組み付け作業です。
細々と画像を載せたのは、当社で加工組み付けを行うため、乗っけてしまえばわからなくなる部分が多いためオーナーに確認の意味で載せています。
ちなみに私は、組み付けより加工派です。
お世話になっています。
だいぶお時間かかってしまい申しわけありません。気に入って頂いて嬉しいです。
時間がかかってる分、しっかりと修理させて頂いていますのでもうしばらくお待ち下さい。
ブログ拝見しました、ありがとうございます。
大変気に入っています。お願いした甲斐がありました。
叉、ご連絡ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。