Z1 シリンダー 2

日々色々なエンジンを触っていますが、うまくいくものと煮詰まってしまうものと様々です。
うまくないなぁ。と思ったらとりあえずブログでも書いて気分転換が一番。加工して失敗しました。なんてできない世界ですから。手直しがきくのならまだいいですが、エンジンが使い物にならないなんて事になると弁償ですからね。あー怖い!そうならないためにも焦らずにじっくりといきたいんですよ。

前回の続きです。Z1の抜いたライナーを再度入れ直し、シリンダーが冷えたのを見計らって上面研磨の準備に入ります。

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研磨もできることなら最小でいきたいのでシムで高さ調整していきます。
ポンッと乗っけてバリバリッと加工すれば早いですが、研磨で修正できる量ってきまってますから。できるだけ最小減で加工してあげれば次オーバーホールする時もう一度面研できますからね。

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溶接の歪の影響が少なかったのでサラサラと研磨して完成。

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Z系の悩みといえばライナーの締め代ですよね。
測定結果はこんな感じ。締め代0.01mmです。バレルとライナーの間にはオイルが侵入していましたが、ライナーが回っている痕跡は今回ありませんでした。
新規でライナーを入れ替えれば問題は解決しますが、金額的な問題もでてきますからね。オーナー次第ってところでしょうか?

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