GS1000 ヘッドオーバーホール

大量のボーリング仕事を請けたため一昨日から丸一日ひたすらボーリングしています。
そのちょっと前に頂きました、GS1000のヘッドオーバーホール依頼。

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オイル下がりしているようでポートは湿っています。
燃焼室もカーボンだらけでバルブシートの当たり面も荒れています。

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ヘッドのオーバーホールの基本はガイド入れ替えです。
まずは徹底して洗浄。
その後、ヘッドを温めてガイドを抜いていきます。
常温で抜くと取り返しのつかない事になるので注意です。

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新たに使用するバルブガイドは、業者様支給品のオーバーサイズを加工して使用します。
kibblewhite社製で材質はアルミ青銅。

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ガイド穴に対ししっかりと締め代をつくようにガイドを加工したら焼き嵌めてレッドチェック。

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一日置いてリークチェックがOKなら、バルブシートカットしていきます。
シートカットがうまくいくかいかないかは、ガイド入れ替え時にきまりますのでファーストカットはドキドキです。

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バルブガイドがシートリングのセンターにきていると加工も最小でいけるので非常に楽です。
カット後。バルブ当たり面がわかりやすいように光明丹を付けました。

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バルブのすり合わせをして完成です。
ありがとうございました。

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