三連休最終日。自分はどこも出かけずに工場で仕事していました。
一週間程前ですが業者様からCBX400Fの腰上OHの依頼。
久々ですね~。
洗浄前。
まあこんなもんです。このままでは計測すらできませんのでバルブ外して洗浄からスタート。
今まで何機かCBXはやっていますがヘッドからバルブが外れないエンジンをよく見かけます。
バルブのコッター溝にカエリバリができていてそれが原因なんですが、サージングの影響でしょうか?そのようなヘッドは必ずと言っていいほどバルブスプリングがへたっています。
抜けないからって無理に叩いてガイド穴をキズ付けたらいけませんので、地味ですがヤスリとペーパーを駆使しバリを取り除いてからバルブを外していきます。
洗浄と加工前のバルブ突き出し量なんかを確認したらシートカットです。
ガイドのガタが少ないと芯も拾いやすいく、最小で加工できるためバルブの下がる量も少なく済みます。
16ヶ所もありますから、そりゃあ大変ですよ。
やり甲斐はありますけどね。
バルブも再利用するためフェース研磨。
16本新品に変えたら一本3000円弱だから50000円越え!
フェース研磨で再利用すれば16000円。見逃せませんね。
もちろん曲がっていたり、ステムが減っていれば再利用はできません。
摺り合わせしたバルブを並べてみると、やっぱCBXってバルブ多いね。
16本ですから。当たり前か。