新潟県の業者様からショベルのボーリング依頼。
リピートで県外の業者様からお仕事を頂けるのは非常にうれしいです。一回かぎりっていうのも寂しいですからね。
STDボアから1、0オーバーサイズアップのため加工前にボア径を計測。
87、40mmから1、0オーバーサイズだと削り代がホーニング込みで0、15mm。片肉0、075mmとなりますから地味にエグイです。
計測が済んだらシリンダー下面を先に加工しておきます。
ボアに対し垂直に加工する事でボーリングの精度を上げるのが目的です。
削る量は個体差がありますが0、10mmほど。
下面の研磨と上面の研磨を済ましたらトルクプレートを装着し、一日寝かしておきます。
何してるかって?
一日かけて歪ませたシリンダーを機械にセットして、下面を機械と垂直になった状態でボアの垂直をダイヤルゲージで確認している所です。
鏡使わないとダイヤルゲージも見えないくらい深いですから(笑)
ボーリング後寸法をチェック。
下準備がしっかりとできていれば1、0mmオーバーサイズでもキレイにとりきれます。
と、言いながら若干ですが残っていますね。
あと、0,02mmほどホーニングすればとりきれますが、指定クリアランスオーバーになるためでこれ以上は広げません。
はい。完成です。
うん。いいんじゃないでしょうか?
ショベルはものすごく手間暇かかりますがその分お仕事を頂くと努力が報われた気持ちになりますね。
ありがとうございました。