今日の静岡は雨でした。本当はZのエンジンを発送する予定でいましたが明日以降晴れたら発送させて頂きます。
そのZのクランクを点検。
ベアリングのガタも良好です。
コンロッド小端部内径もOK!
続いて曲がり点検です。
ウェブに書かれている数字2というのは曲がりが0.02mmという意味です。
振れはこの数字の半分ですので0.01mmとなります。
もうこれは極上クランクと言ってもいいですね。中々ここまでいいクランクはありませんよ。
銅ハンマーで引っ叩いて0.01mmまで修正しておきました。
加工のほうはこれで終わりになります。
あとはオーナーが組み付けて完成になりますが、組み付け前に見落としがちなのがバルブスプリングです。バイク屋さんなら絶対やっていると思いますが個人でエンジンを組み付ける方は結構手を抜いてしまう部分ですよね。
うちにヘッドを出してくれる方にはpricelessで点検しています。
Z1の整備書にはスプリング長で点検しろと書いてあります。
アウター39.3mm 限度値38.0mm
インナー36.0mm 限度値35.0mm
アウタースプリング。
インナースプリング。
全て規定内に収まっていましたので問題なく組み付けられます。
大丈夫かも?多分大丈夫。ではダメなんですよ。エンジンは!
オーナー様お待たせしました。明日晴れたら発送します!
ありがとうございました。