珍しいエンジンの修理依頼です。
まずは依頼されていたボルト抜きからスタートしました。
炙ったり、捨てボルト溶接してもビクともしない場合は削りとってしまいます。
画像はアルミの腐食によりクラックが入って貫通していた部分をアルゴンで盛り荒削りをしているところです。
水回りの腐食はアルミでも発生します。特に水冷の古いエンジンはアルミがズブズブになっていたりする為よーくチェックしないといけません。

エキゾーストの取り付け面を基準に修正程度にサラサラと削って面を出しておきます。

ヘッドは指定量面研です。

1.0mm完成。

そして作りモノ。

左が製作品で右が現物支給品です。
図面がなくても現物を支給して頂ければ製作可能ですが必要な部分の寸法公差を指定してもらうと楽です。

頼まれていたカラーは6個ですがオシャカが1個。
寸法はそんなにうるさくないと言われましたが1個だけ他と違うのは気持ちワルイため作り直し。
JAPANMADEの基本です。

スリーブ製作も終わっている為ブロックが到着次第ボーリング作業に入ります。