CBX400F 愛知

CBX400Fのネジ穴修理です。ヘリサートが入っているのにネジの長さが合っていないためトルクがかかっていなかったりとちょっと?なヘッドです。

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そしてCBXで一番ダメになる吸気側#2のM6。
ヘリサートは見た目キレイに入っていましたがボルトを入れるとシブイです。
削りとってみるとこんなんがでてきました。折れたボルトを取り切らずにその上からヘリサートを入れるムチャクチャな修理です。ここの部分はノックピンを入れる必要があるため削り出しでネジスリーブを製作して対応します。

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製作したネジスリーブがこれ。
外径にネジ、内径はM6の2Dでノックピンが入るようになっています。鉄スリーブのため強度も上がり、仮にネジ穴がダメになってもヘリサートで修理可能です。

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ノックピンの位置精度が命。ヘタするとカムキャップが取りつけられなくなるため、滝のような汗を流しながらダイヤルと機械のデジタルスケールを駆使してボーリング。
画像はネジスリーブを入れたところです。

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仮のカムキャップを取りつけトルク掛けて確認。
完璧です。というかホッとします。しかしもともとの長いネジは使えないため短いボルトで対応してもらう形になります。
50も深い位置に1.5DのM6ってないよな~。無理があるでしょ~。

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非常に手間のかかるEXスタッドボルトの穴も修理。
穴芯を拾うための位置出し作業はもっとも骨が折れる作業で御座います。

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ボルト穴グズグズで斜めに掘られているためエンドミルで垂直に下孔を拡大。
ヘッドきわきわのため電話が鳴ってもシカトで作業に集中します。

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エンザートで処理しました。こちらも鉄のネジスリーブのため強度もばっちりです。

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2箇所。
発送しました。ありがとうございます。

そしてCBXに乗っているオーナー様達へ。
カム受けボルトがダメになっていたり、トルクが掛かっていない状態のヘッドが多々あります。
カムジャーナル損傷に繋がるため一度ヘッドカバーを剥ぐってトルクレンチで確認することをお勧めします。
ショップで確認は数千円、自分でやるならほぼガスケット代と手間だけです。修理で一ヶ所ヘリサート4000円
ネジスリーブ製作入れ12000円。

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