ISUZU ベレット

大型連休前は必ずイレギュラーな作業が舞い込みます。
親切に全て対応していると、待ってもらっているエンジンたちが全然手につかなくなるため今年は厳しくお断りしました。

そんな中珍しいエンジンがやってきました。

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ISUZUのベレット。
ヘッドにマニ直付きが前期ヘッドの証。

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前期ヘッドでよくあるらしいオイルリークの修理のため1度ヘッドを温めてオイルラインからカラーチェック。一応水のラインも確認しましたが中々ここだ!といった部分が見つかりません。目で見えるクラックはいいんですが、アルミの巣なんかからも油圧がかかると漏れてくるパターンもあるので探すのに根気が必要ですね。

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そこら中デブコンが盛ってあったので1度削りとってアルゴン盛り盛り。
この時期の溶接作業はたまらん(汗)

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ヘッドは軍手しても持てないくらい熱くなります。
デブコン除去したためか溶接の最中に出るわ出るわクラックが。

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溶接後ヘッドが冷めたので見てみると新たにクラック発見(涙)
溶接で引っ張られますのでアルミが脆い部分に力が集中します。クラック修理中新たにクラックができるのは珍しくありません。リスクのある作業です。簡単になんか出来ないし出来れば避けたい作業です。

さぁて気を取り直してもういっちょ闘いますか。

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