預かりショベルのクランクオーバーホール。
まずはコンロッドビッグエンドレースラッピング。
常温ですぽすぽのスモールエンドブッシュ。
コンロッド小端部内径に合わせ締め代がしっかりと付くように製作圧入。
内径はこの後ボーリングするため小さめに仕上げておきます。
そしてジグにセット。のせてあるだけみたいに見えますが?
ビッグエンドを基準にしてスモールエンドが平行になるようボーリング前の下準備。ここがポイントであり、うちに加工を出すメリットでもあります。
但しそのままポンできないコンロッドも存在しますのでしっかりと計測が必要。今回はポンです。
ボーリング後。
何気にブッシュ材にも拘っています。c5191。
こうゆうの面倒ですが1から作るのがスペシャルな感じが出てイイです。
面倒なんですけどね。(笑)
スルンスルンではなくヌルンヌルンな感じ。
そうしたらば各重量を測定し 指定されたバランスファクターでバランス取り開始。
フライホイールが何処でも止まるようにと。結構シビア。
自分は集中力がないのでかーなり時間かかりますけど?
組み立て開始。
うちではこのクランクにしか活躍しない超ロングトルクレンチの出番です。
540Nmかけますから冷や汗もんです。
完成。
スプロケシャフト単体での振れが0.02mmありましたので 迷いましたがとりあえずイイとこまでもってきました。
業務連絡
新品シャフトに交換するようでしたら連絡下さい。
追加工賃かかりません。