昨日の続き。
クランクのビッグエンドにダメージをうけると、シリンダーがその影響を受けやすいです。
測定後ホーニングでは取りきれないほど磨耗してしまっていた為、オーバーサイズでボーリング。
それでも010オーバーで取りきれるほどでしたけど。
ヘッドの作業。
排気側のバルブガイドが2本とも割れてしまっていたため打ち替え。
鉄ガイドは耐久性はありますが割れます。特に排気側は吸気側より熱を持ちますから先端テーパー部を肉薄にすると割れやすいです。(ハーレーは)肉薄にするなら割れない銅系材質のガイドを選択するとイイです。使用する材質で全然耐久性は変わります。
加工が終わったヘッドは洗浄後組み付け作業へ。ステムシールはロアカラーが後期タイプのため追加加工せずに組み付け、ロッカー周りを組み込んで完成です。
組みあがり後は普通になってくれれば狙い通り。
結果が楽しみな1台です。
ありがとうございました。