前回の続き。
溶接で歪んだクランク軸をボーリングで芯円に加工していくところです。
クランクケースは正規トルクをかけて本組みと同じ状態にします。
この時にクランクラインが出ているか確認しますが、ダイヤルゲージがケース内に入ると鏡でダイヤルの動きを見ないといけない為、計測作業が思った以上に時間がかかります。
0.5mmオーバーサイズで取り切れました。
圧入するレースもオーバーサイズになります。
アルゴンで埋めたカム孔を再生中。
此方はトーチが振れないためYAG溶接です。
仕上がりも良いですよね。
コレならブッシュ圧入しても問題ないと思うんですけど。
何があるか分からないのが溶接修理ですから気が抜けません。