CBX400F 秋田 #2

 

預かりのCBX。予想以上に問題があり少々時間かかりました。が今日から本腰入れます。
其れと追加でエンジン塗装も頼まれてブラストしたり、外注塗装出したり。この辺はしょうがないやね。

 

 

まずまずの状態だったヘッドはシートカットして擦り合わせ。
ガイドのガタも良好。

 

 

バルブはフェース研磨して再利用。ウチ3本は新品に交換しました。
が、撮っておいた画像がイマイチです…。

 

 

シリンダーは広いところでクリアランス0.05mm〜0.06mm。と良好でしたが錆びリングの跡もあった為軽くホーニング。
上からシリンダースカートに向かってテーパー気味でしたので真円に修正する程度に。
最終クリアランス0.065mm〜0.075mm。

 

 

ピストンは前回交換したのかわからない位程度がいいので、洗浄してリングのみ交換するとします。

 

 

リングギャップの確認と調整、バリ取りも忘れずに。

 

 

で、問題があった部分。画像は分解時撮ったもの。
この時点でもう明らかに変ですよね?てかおかしいんです。コレだと組めないんです。
分かりますか?

 

 

ミッションメインシャフトのニードルベアリングはノックピンで固定されています。上の画像はノックピンの穴が上を向いていますからおかしいんです。ケースは上下で挟み込む為勝手にベアリングが動く何て事はあり得ません。完全に組み付けミスです。

 

 

この状態だとメインシャフトが傾いている為ケースを組もうとしても上手く合いませんが、力任せにボルトを締込みますとベアリングにノックピンが押されてケースに食い込みます。
結果はオシャカです。

 

 

カウンターシャフトのベアリングホルダー穴までノックピンが押されてケースが割れてます。
うーん。参った。という事でケース交換する事にしたんです。それで時間かかったのもあります。(汗)
ちょっとしたところですけど注意を払っていれば防げるところなんですけどね〜。