CBX400F 群馬

CBX の腰上オーバーホールの作業です。
カムジャーナル部分に問題がありましたが、オーナーさんに良品のヘッドを送って頂きそちらをベースにシートカット。

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擦り合わせ後。
当たり幅もマニュアル規定値に収まります。

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バルブは再利用しフェース研磨しています。

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一本だけ取れなかったマフラースタッドボルトもこの通り。
CBXはたまに物凄く固着しているスタッドボルトがあるので注意です。
スタッドボルトリムーバーではへし折れるし、溶接して取るのが近道かな。

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そしてオーナーさんが気にしているシリンダー。
これは0.5mmオーバーサイズピストンでボーリングした所。
リング状になって色が違う部分が取りきれていないところです。

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シリンダートップ部分にも。
通常シリンダーゲージが計測しづらい部分です。
初めから1.0mmオーバーサイズのピストンでやってくれればよかったのに。と思いますが、0.5mmで取りきれてくれればあと2回ボーリングできるためなるべく加工は最小限に控えるのが自分の考え方です。

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結局このままでは使えませんので1.0mmオーバーサイズピストンで再度ボーリングして完成。
機械にセットし直し、再度ボーリングという二度手間を考えると工賃がタダとはならないかな。
それやってたらチューニングで3.0mmや5.0mmなんてボーリングやってられんでしょ!水穴と繋がったからボーリング代は払いません。とか普通は無いです。

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