業者様から依頼のCBX400Fをリフレッシュさせていました。
CBXのキモは何と言ってもバルブ周りですね。16本もバルブがありますから各気筒で圧縮がバラついてたりすると調子も出ません。
と言う事でバルブシートカット。
こちらのヘッドはバルブ擦り合わせのみ。画像にはありませんが2機ともバルブはフェース研磨で再利用です。
擦り合わせだけで。と言われる事がありますが、擦り合わせにも限度があるためその場合にはシートカットを勧めます。
シートカット、バルブ擦り合わせが終わったら最小面研でリフレッシュ。
もういっちょ。
シリンダーは社外品のピストンでボーリング。
社外品ですがオーバーサイズのピストンがでるだけありがたいですね。
ボーリング後はシリンダー上面を最小研磨でフィニッシュ。
そして最近定番になりつつあるクランクの曲がり修正です。
プレスで押して曲がり修正をするのですがこれはいつやっても緊張します(汗)
いちお自分の合格ラインは0.00mm~0.03mm(ダイヤル読みで)です。この範囲を越えたクランクは曲がり修正し、振れが合格ラインに入るようにしています。
完成!
バルブガイドのガタも良好でしたからこれでバッチリ調子良くなりますね。
ありがとうございました。