業者様、個人のお客様からGS400の依頼です。
画像にはありませんがクランクも預かっています。
東京のGSオーナー様のエンジンはかなり酷い状態です。
オーバーホール後すぐに焼き付いたようです。
燃焼室の淵が熱で溶けています。
シリンダーはピストンがかじり溶けてへばりついている状態。
シリンダーはスリーブ製作で69πヨシムラピストンに合わせて作っていきます。
実は予備に2~3機分69π専用スリーブをまとめて作る予定でいます。
まずはヘッドの修理からとりかかります。
溶けてしまった部分を一旦削り取ってアルゴン盛りして修正していきますが、その前にヘッドの油抜きを徹底的にやっておきます。古いエンジンの場合アルミが油を吸っているため溶接不良が起こりやすいです。
すでに巣がでていますがSUZUKIのエンジンですから(汗)
アルゴン盛り整形後。
と、言っても最終仕上げは面研後に行います。燃焼室をイジッたら容積の確認も必要ですからね。
ちなみにバルブはヨシムラのビッグバルブを使用するので楽しみですね。