GS400 オーバーホール

作業報告の前にお知らせです。
加工依頼のお問い合わせはメールもしくは直接電話で対応していますが、非通知で電話されると繋がらないように設定していますのでお問い合わせの時は今一度確認してからご連絡お願い致します。また、日中は作業中のためなるべく長くコールして頂くか、マメに電話して頂けると助かります。

作業のほうは前回に続きGS400です。
バルブのシートカット、擦り合わせ、ヘッド最小面研まで済んだヘッドです。

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シートカット擦り合わせはこんな感じ。

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バルブは再利用するためフェース面とステムエンドを研磨。
当たり位置は要望通り外当たりにしています。

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本来ならこれで終わりでしたが、イヤなモノ見ちゃったんですよ。(汗)
そう、バルブリフターです。

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拡大するとこんな感じ。
バルブリフターはリフターホールの中で摺動していますが、オイル管理が悪かったりするとこうなっちゃうんですよ。
異物なんか噛み込んだ日にはもう最悪ヘッドが使えないなんてことになります。で、縦キズが入っているとオイル保持しずらくリフターホールを傷つけたり、最悪焼きついたりとトラブルがあるためここはきっちり修正しておきます。

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グラインダーで磨いてもよかったのですが、加工屋の拘りがあるため?
旋盤にジグをセットし、ラッピングテープですりすり。バルブリフターの外径の寸法が変わらないように研磨していきます。

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完成。
完全には縦キズは消えませんが寸法が変わるとまた別の問題がでてきてしまいますのでやりすぎに注意です。
縦傷を横の研磨傷に変えてあげることでオイル保持しやすく抵抗もなくなります。

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これならいいでしょ!
いつも使ってくれる業者様だから今回はサービスです!
今回は!ですからね。(笑)

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このエンジンも組み上がりが楽しみです。
ありがとうございました。

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