GS400 ヘッドオーバーホール

ゴールデンウィークですね。道が空いてて朝の通勤が快適!
休みたいけどいろいろと加工が入ってきているのでゴールデンウィークは仕事確定です。

業者様からGS400の腰上リフレッシュ依頼です。
ヘッドの加工内容は、バルブフェース研磨、バルブすり合わせ、そしてGSの定番ヘッド最小面研。
シリンダーのほうは450にボアアップです。

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加工前のインテーク側。そこそこといったところです。

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エキゾーストはカーボンの噛みこみで荒れています。

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インテークバルブは段付き摩耗しています。

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エキゾーストバルブはうん。ブレました。(笑)
フェース面が荒れていますね。このまますり合わせなんかできないのでフェース研磨です。

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その前にステムに摩耗がないかチェックしていきます。
使えるか使えないかを判断してからですね。減っていれば当然新品に交換です。今回は再使用OKです。

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4本ともバルブステム径は良好だったためフェース研磨を実施。もちろん曲がり点検もしていますよ。

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バルブのすり合わせ中。インテークはOKですが、やはりエキゾーストはなかなか面がでません。
ムキになってすり合わせると当たり面が広がりベタ当たりになり、カーボンも噛みこみやすくなるため当たり幅を基準値に戻すようシートカットが一番ですね。

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すり合わせがなんとか終わればヘッドの最小面研です。
カムチェーン回りが結構歪んでいましたのでこれでオイル漏れもOKでしょう!
腐食している部分をとりきれませんでしたが面精度には影響しないので大丈夫だと思います。
GS400はいまだ新品でバルブガイドが手に入るので、当分エンジンは開けたくないって人はガイド入れ替えをやっておくとよりイイエンジンになります。特に排気側はガタも多くオイル下がりしているヘッドが多いですからね。
今のうちですよ!

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