ここの所ご無沙汰だったGS400ですが、今月になってポツポツと入って来ました。
集まってくると面白いもので立て続けに同じエンジンの作業依頼や問い合わせが増えるんですよね。
今回の作業依頼はカムシャフトを含んだバルブ周りの点検作業。
GSと言えばやっぱりココですよね。
カムホルダー内径を計測して寸法確認します。GSの場合外側が広く内側が狭くなる傾向があるようで、実際はどちらがどうなるかとか分かりませんが計測しないでポン組は危険な感じです。
付いていたカムシャフトは425。
後期カムシャフトより若干山は高いですがハイカムと呼べるほどではありません。
あらら、これじゃダメね。
ジャーナルは片減りしています。線傷も酷く爪で引っかかるレベルなのでこのカムシャフトは使えません。
一応ですがカムシャフトのサイドスラストも計測。
前期ヘッドに425カムシャフトの組み合わせ 0.35mm。
少し多いですがカムシャフトの程度もあるので参考程度に。
別のヘッド。
下面修正面研。
別のシリンダー。
ライナー入れ替えナシ。450ボーリング。
耐久性を求める方はウチのオリジナルライナーを使用しましょう。(笑)
これまた別のシリンダー。
ライナーツバ落ちの為シリンダー上面修正面研。
ここにきてウチの450ライナーを使って3基オーダーが入りました。これは後日紹介できると思います。
月末にはエンジン製作の打合せもあり当分GS漬けになりそうです。