GS400

昨年末から年明け越し作業です。

ケースドレン修理。
かなり大きく拡大されて、且つネジ山ナメ。
孔センターもズレていてどうしたらこんな加工修理が出来るのか?と考えながら芯円に修正。

 

 

 

 

スリーブ製作して圧入。周り止めも兼ねてアルゴン巻き。
漏れなければヨシです。

 

 

 

 

漏れ確認作業のレッドチェック。
一応ケースを温めてやってます。

 

 

 

 

1日置いてOK。

 

 

 

 

続きまして。マニの取り付けボルト孔修理。
真ん中にギザギザしたのが元ネジ。折れたまま別の位置に開け直していますけど?

 

 

 

 

1度埋めて、マニを治具に孔を開け直します。
が、面倒なのはヘッド下面に対しマニ取り付け面は垂直ではないので角度出しが必要なところ。カチカチに固まったボルトを折らずに取り外すより何倍も時間がかかります。

 

 

 

 

完成。
盛りっぱなしなら工賃も少し安いです。

 

 

何かここ数年、ヘンな修理されているエンジンが増えた気がします。
明らかに素人作業と分かるものは除いても多いかなと。
困るのは修理されたであろう箇所の再修理なんですが、コレが曲者で前加工がしっかりとしていればいいんですけど、適当にやられていると基準が無い為どうしようもなくなります。毎回治具作って加工なんてはっきり言ってやりたくないです。
昔は別の修理で入ってきたエンジン見て、おおっすげぇ!コレいいじゃん!オレも真似しよう!的なちゃんと修理されたエンジンが多かったんですけどね〜。
うん。頑張ろう。