今日さぶ。と思ったら10月もそろそろ終わりなんですね。はやいなぁ。
前回の続き。ショベルクランクシャフト組立て。
フライホイールを片側ずつ組んで確認しながら進めます。レフト側スプロケシャフトナットは540nmであのかかりの浅いナットを締め上げるのですが、そこだけ従業員に手伝ってもらいました。1人でもギリいけるんですけど、以前ズッコケてその反動でえらい目に遭ったんで。
軽く組んで芯振れチェック。この段階である程度クランクのクセ(性格の良し悪し)が判断できます。
今回以外と良さげ。
コンロッドサイドのクリアランス確認。ギリ規定値内の0.6mm。
コンロッドビッグエンドのベアリングクリアランスがキツかったり緩かったりを確認するにF側コンロッドの横ガタでも確認出来ます。
0.02mm以内には入りました。いや、入れました。
しつこくやればも少しでたかも。
そうそう。すっかり忘れてました。ライト側ケースのメインベアリングレースです。
長期放置なのかベアリングの跡が錆ています。元々のベアリングクリアランスは0.06mmと結構ガバいので此方もo/sベアリングに交換します。
こんなんから。
こうです。
ついでじゃないけどクリアランス調整も兼ねてつつ、錆取りつつ、ベアリングレース内径の芯円修正。左右クランクケースのラインが崩れないように色々工夫してやってます。
レフト側TIMKENベアリングを組んでクランクシャフトをクランクケースに引き込んでおきます。ライト側はo/sベアリングで仮組み。左右芯を出しながらクランクケースを組み付けます。何それ?って思うかもしれないけど、位置決めのボルト穴が少し緩い場合によくやっています。
左右クランクケースを本組した状態でピニオンシャフトの振れチェック。
中々もってゼロは厳しいです。ゼロで組める人いるのかなぁ?
ウチでの作業はここまで。でだ。バランス取り作業した場合こんな感じの各重量のデーターも付きます。ピストン交換時に役に立ってくれますからね。