スリーブを入れ替えてSTDボアに戻す作業の続き。
ピストンはKBでLOWコンプをチョイス。
トルクプレートは前の晩から仕込み済みです。
シリンダーの上面下面を研磨していますので平行度もばっちりと出ています。
ショベルというか古いハーレーのシリンダーは平行が出ていないものが多いためそのままボーリングするとボアが倒れてしまいます。面倒ですが研磨してからボーリングが一番と考えています。
そしてボーリング後。
ホーニング中。
ホーニング中仕上げ。
ホーニング仕上げ。
シリンダー内の色が違うのが分かりますか?
面粗を上げて初期摩耗を減らすようにしています。ホーニング目が粗いとクリアランスを寸法通り仕上げても慣らし中にシリンダーは減りますからね。
その分クロスハッチの溝を深く入れてあげたりハッチ角にも気を使ったりと色々とこだわりポイントが隠れていたりします。
完成後は油溝にホーニング油が入り込んでいるため徹底洗浄です。
シリンダー内はツルッツルで気持ちイイですけどね。
そして全然気にしていなかったプラグホール。
オーナーさんの話だとプラグホールからオイル?のようなのが出てくるとか。
オイル?と思いましたが圧縮漏れの可能性もあるため中古プラグでレッドチェックしておきます。一応念を入れてヘッドを温めていますので明日オーナーさんに連絡入れます。