ショベルヘッドの作業。
バルブ周りのOHです。画像は旧バルブガイドを抜き取り、ヘッド側下孔の状態を確認しているところ。
傷が入っていたり、楕円していたり、又はテーパーしたりとヘッドによって様々。ハーレーは特に。です。
ヘッド側の下孔長が短いのでそのままリーマ修正すると必ず下孔が倒れますので治具って真円に修正します。
外径加工合わせしたnewバルブガイドを打ち込んだらバルブシートを抜き取る準備。
酷く偏芯していて削り取るのが困難な場合と年式によって硬い材質のシートリングが使用されている時なんかは溶接したりもします。
一気にシートカットまで。バルブ突き出し量までカットで追い込んで完成。
ですが、基準となるバルブガイドツバ下の高さがマチマチなので1箇所を基準にして残り3カ所を同じ様に加工すると見事に寸法ハズレます。なので結局1カ所ずつ計測しながら加工を何回か繰り返す感じでこれまた手間です。
前期ヘッドなのでステムシールが使用できるようバルブスプリングのロアカラーを追加工しておきます。
ありがとうございました。