ショベルの腰上オーバーホール依頼です。
バルブシートの当たり面はカーボンの噛み込み等で荒れた状態。
オーバーホールの基本であるバルブガイドを入れ替えます。
白煙を吐くショベルはバルブとバルブガイドの隙間がガタガタになっているものが多いです。
バルブの当たり面も荒れていた為研磨機で修正しておきます。
研磨後は新品同様に。
ガイド入れ替え後シートカットに移りますが、バルブ突き出し量の基準となるガイドボス部分が4箇所座繰り加工されていたため突き出し量がマニュアル通りになっていません。
特に画像の部分は機械加工ではなく完全にリューター仕上げです。(汗)
もう慣れましたけどせめてやるなら4箇所同じ量座繰って欲しかったです。
仕方なくガイドのツバが座る部分から突き出し量を合わせてシートカット。
ヘッドも最小研磨でリフレッシュ。
シリンダーはKBピストンの.010オーバーサイズでボーリング。
バイトンステムシールを取り付けてバルブ周りを組んでいきます。
セット長合わせも頼むよ。というお客様は加工依頼時に申し付けて下さい。
組み付けが完了すれば発送です。
ハーレーは地味にトラップが仕掛けてあるため時間がかかりますね。