HDショベル 神奈川

 

前回の続き。
持ち込み72年ショベル。
コンロッドスモールエンドブッシュの内径をボーリング仕上げ。
ビッグエンドはオーバーサイズベアリング、 JIMS製クランクピン、に合わせラッピングでクリアランス調整。

 

 

 

 

 

 

そうそう、前回の記事はコンロッドの芯間でしたね。
きっちり測定するとなると色々と必要になってくるので今回は簡易的な測定方法を紹介します。

 

 

ビッグエンドにベアリングとケージ、クランクピンをセット。F、Rのビッグエンド端面を合わせます。
この時のビッグエンドのクリアランスは0.01mm〜0.015mmが理想。

 

 

上の状態でスモールエンドブッシュにピストンピンがスルリと入ればほぼ芯間距離は同じです。
ブッシュとピンのクリアランス次第で寸法が若干変わる為あくまでも簡易的な方法です。
EVO以前のハーレーの殆どが0.1mm〜0.2mmほどズレているのが普通ですからあまり気にする事もないかと思いますが。
それでもピストントップ位置がフロントとリアで違うのは気持ちワルイですよね〜。ブッシュ内径を偏芯させて芯間を合わせるんですけど結構手間なんですよ。一応コレ、自分のコンロッドです。

 

 

72年に戻ります。
コンロッドのスラスト量をこのフライホイールワッシャーの厚みで決めていきます。
いつ締めたか分からないと不安なのでマーキングも自分のきまり。

 

 

して、組立芯出し完了。

 

そう言えば従業員募集してました。気長に待ってます。