オイル下がりの症状がでてるヘッドが届きました。
よーく見るとガイドが浮いてます。恐らく締め代不足で動いてしまったのでしょう。
これではオイルが燃焼室に入り込んでしまいます。それよりもガイド下孔の状態が心配です。
ガイド入れ替えの下準備で燃焼室、ポート内、ガイド周りにこびり付いたカーボンを徹底的にブラスト処理します。
カーボンの下から現れたのはお決まりのクラック。ガイドの締め代は緩くてもダメ出し、キツくてもダメです。ガイド入れ替え作業は一見簡単そうですが物凄く奥が深いです。
0.01mmの違いで抜き差しの感じが違いますから。
ヘッドを温めて膨張させるとこんな感じ。
通常は焼き嵌めされているため手ではビクともしません。