ハーレーショップRevolvercycleshop様からの依頼です。
シリンダーとケース合わせ面からオイル漏れとのことでシリンダーを預かってきました。
ハーレーのシリンダーは下面が歪んでいるものが多く、歪んだままボーリングされているケースがほとんどです。
旋盤でシリンダー内径の芯を出します。
芯だし後、下面の歪みを計測します。
0.25mm歪んでいます。0.1mm程度はザラにありますが、これは、かなり歪んでいます。
面もキズだらけなので面研確定です。
シリンダー内径に対し、垂直な面になりますので、エンジンを組んだとき、クランクに対しボアが垂直になります。
ここの研磨なしに、ボーリングはNGです。
こんな感じで、クルクルと歪みチェックしていきます。
0.1mm削った所です。削れているところとそうでない所がはっきりとわかります。
なるべく最小で削りました。
切削量0.25mm。
これなら漏れる心配はないと思います。
ありがとうございました。
で、納品行くついでに、お問い合わせ頂いたヘッドを引き取りに伺いました。
Z1000MK2です。こちらもカッチリ仕上げていきたいと思います。