作業依頼の多いハーレーですが、今年も早々に集まってきています。
お陰様で昨年は12月を前にヘッドだけで100基越え到達!その中の8割がショベルとパンヘッドですから中々です。
それとちょっとした自慢なんですが、手直しや不具合といった事例が昨年は1基も無かった事ですかね。コレが何より1番嬉しい。今年も気を引き締めて頑張らないと。
年末に預かりましたショベルも無事に完成。
バルブガイド入れ替え バルブシートカット擦り合わせ ヘッド下面修正面研 バルブスプリング組付け。
ステムシールはバイトンタイプキブルホワイト製を使用します。
スプリングロアカラーはそれに合わせ追加工してあります。このヘッド見た目は後期ですが、バルブ周りは前期という珍品。
うん。コレはリップが変形していますね。
あ、これ自分が取り付け時に失敗したヤツじゃないですよ。新品です。コレが海外製品の怖いところ。もう自分は慣れっこなのでゴミ箱にポイです。
バルブスプリング取り付けへ。
先ほど言いました通りこのヘッドはバルブ周りが前期でスプリングロアカラーの座繰り加工がされています。
バルブ突き出し量だけの判断は少し不安なのでセット長からスプリング圧を確認しておきます。
座繰り加工が適当なのか?F、Rでセット長はバラ付いていますが、各ヘッドのIN、EXではほぼ揃っています。スプリングは以前交換されていると聞いていたのでセット圧もIN、EXで揃っています。
セット圧も問題ないと判断できましたのでヘッドに組付けて完成です。
大丈夫だろう。で組んだエンジンは火を入れる時に不安でしかたないですから。
何事も確認作業が大事かな。